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座席ナンバー7Aの恐怖

座席ナンバー7Aの恐怖

座席ナンバー7Aの恐怖

作家
セバスチャン・フィツェック
酒寄進一
出版社
文藝春秋
発売日
2019-03-08
ISBN
9784163909929
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座席ナンバー7Aの恐怖 / 感想・レビュー

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KAZOO

ドイツのはじめての作家さんです。翻訳では2冊目のようですがこちらを先に読みました。この精神科医の主人公の気持ちにのめりこんでしまいました。私も飛行機(高所)恐怖症でこの主人公の気持ちがよく理解できました。ミステリーとは言うものの、どちらかというと人格に絡む感じがしたので日本の作家の折原一さんの作品を思い起こしました。嫌いではないのですがよく名前を覚えていないとこんがらかる気がしました。前作(船の中での話)も読もうと思いました。

2019/09/26

nobby

“座席ナンバー7A”は飛行機墜落時に確実に死に至る席…それを含む4席を縁起担ぎに購入するほど極度の飛行機恐怖症の精神科医マッツが課せられたのは、誘拐された妊娠中の娘を助けたければ今乗る飛行機を落とすこと!それも同乗する元患者の回復した心を破壊して実行させろとは難儀極まるも斬新な設定。その父の上空での奔走に、地上での娘の痛々しく必死の奮闘や、婚姻届提出を当日に控えた元恋人による追跡の並行して描かれる展開の疾走感は半端でない!気になる事柄を小出しにしたまま場面転換する意地悪ミステリの魅力に悶絶するばかり(笑)

2019/12/18

モルク

臨月の娘ネレのもとを訪れるため精神科医のマッツは、ブエノスアイレスからベルリン行きの飛行機に乗る。しかし、高度が上がったところで携帯電話が鳴り、ネレを誘拐し解放してほしければ同機に搭乗している元患者でチーフパーサーの心を破壊し飛行機を落とすという条件だった。そんな中ネレの陣痛が始まる。複雑でいりくんだサスペンスではあるが章が細かく分かれ、場面が次々と変わり展開がはやいのであきさせない。盛り沢山過ぎる感はあるが、読みやすいので一気にいける。

2020/03/23

nuit@積読消化中

最初は単純な機上パニックものかと思っていたけど、これでもかといった盛りだくさんの展開が少々強引すぎるものの、前作の「乗客ナンバー23の消失」同様に飽きずに一気読めました。同著者の翻訳本他5冊も読んでみよう。あれ、「アイコレクター」は読んだような…全く内容が思い出せない(汗)。

2020/01/09

ゆのん

久しぶりにサスペンス物を読んだが面白かった。飛行機の中という謂わば密室。おまけに飛行機恐怖症。時間制限あり。臨月の娘は人質に取られてどうにもならない状況。ハラハラドキドキは勿論だが、心理操作の恐ろしさときたら。非常に読み易くあっという間に読了できる。次回作が今から楽しみな作家だ。163

2019/05/18

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