崩壊の森
崩壊の森 / 感想・レビュー
のぶ
ソビエト連邦崩壊の過程を、モスクワで特派員として勤務していた記者の目で描いた物語。日本では昭和が終わりを告げようとしていた頃、東洋新聞の記者、土井垣が特派員としてモスクワに降り立った。当時のソ連はゴルバチョフが改革開放路線を進めていた。そんな中で東側の社会主義に変化が起き始めていた。これらの事実は報道により伝えられていたが、当地のジャーナリストの立場で描いているところが、興味深い。ベルリンの壁崩壊からソ連解体。あれから時間が過ぎ、平成が終わろうとしている。隔世の感を抱きながら、当時を懐かしんだ。
2019/04/14
ダイ@2019.11.2~一時休止
ソ連崩壊直前の特派員の物語。フィクションとありますが、ほぼノンフィクションのように感じる歴史もの?。
2019/04/19
ゆみねこ
ソ連崩壊のその時、新聞社の特派員・土居垣はモスクワにいた。一筋縄では行かないソ連での取材活動。ウォッカを飲みながら相手の腹を探る。まるでノンフィクションのような読み心地で面白かった。
2019/05/03
ナミのママ
本城雅人さんの記者モノ、大ファンです!とはいえ、サラッと流し読みできる内容ではありません。1987年4月、特派員としてモスクワに降り立った東洋新聞記者の土井垣。彼の取材に走り回る姿を追いながら、当時のソ連の政治、生活を知りました。政治や背景に関しては忘れていたことや、うろ覚えだった事もあり、調べながら読みました。それにしても面白いです。ノンフィクションかと思いながら楽しみました。
2019/05/12
yomineko
マイ読のゆみねこさんからのご紹介です。「この話はフィクションです」とラストに書いてあって衝撃。ノンフィクションと言っていいほどです。ソ連からロシアへ移り変わる様子が書かれています。ソ連の事を知らないと分かりにくいかもしれませんが、とっても良かったです!ゆみねこさん有難うございました!
2019/07/04
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