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オーガ(ニ)ズム

オーガ(ニ)ズム

オーガ(ニ)ズム

作家
阿部和重
出版社
文藝春秋
発売日
2019-09-26
ISBN
9784163910970
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オーガ(ニ)ズム / 感想・レビュー

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starbro

阿部 和重は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。『シンセミア』『ピストルズ』に続く神町シリーズ最終章ということで、期待して読みました。タイトルから【読メエロ部】的な作品かと思いきや、近未来国際謀略核小型爆弾フェイク小説でした。著者自身やバラク・オバマ元米大統領も登場し、著者は楽しみながら書いていますが、残念ながら読者はあまり楽しめない内容でした。次作に期待したいですが、次もまた5年後でしょうか?

2019/10/10

とも

シンセミア、ピストルズと読んでオーガニズム。 深いところでまだまだ理解出来ていないが、 3作を通して、つながりや、関連する事、想像を膨らませ、楽しく読むことが出来た。 作者と同年代なので、映画や音楽、アニメ、ゲームなどもとても効果的なパンチなっていた。 ギャラクティカマグナムで700メートルブッ飛んだ。

2021/09/18

ほちょこ

長すぎ。3部作の3作目と知らずに、新聞の広告と図書館の新刊コーナーにあったというだけで手にとってしまった。さくらんぼマラソンの開催地、山形県東根市が首都になる設定とは!と食いついたが、文体があまりにもくどくて、読みにくい。誰だ?翻訳は?と思わず表紙を見返して、あぁ、日本人だった、と何度も思うほど。45歳男だの3歳の人間だのって、いちいち言い回しが面倒くさい。不可思議な登場人物が多すぎる。などなど、ぶうぶう言いながらも読み終えた自分、大人になったなぁ。壁本だけど、図書館本なので、がまん。

2019/10/06

なっく

800ページ超!長かったー。読む方がこれだから書く方はもっと疲れただろうけど、自虐ネタを含む様々なテクニックが駆使されており、まさにプロが書いた小説って感じがする。内容の方はスケール大きく且つ巧妙なストーリーで、しかも人の感情の奥底に入るというよりは、次々と新しい事実を繰り出してくるスピード感が魅力で、登場人物たちの会話も軽妙なのですらすらと読める。最後まで読んで、だからなんなの?と思わなくもないが、娯楽大作と思えばこれもアリかも。

2020/03/04

あーびん

作家阿部和重のもとに瀕死のCIAケースオフィサーが転がり込む冒頭からしてめっちゃ面白い。妻川上は仕事で留守の為3歳の息子とCIAと阿部和重の奇妙な旅が始まる。神町を訪れるオバマ大統領を狙った核テロを3人は止めることができるのか?!神町トリロジーの流れを汲みながら『インディヴィジュアル・プロジェクション』や『キャプテンサンダーボルト』を凌駕するエンタメに振り切った今作は読まず嫌いの方にも超おすすめ。伊坂さんとの共著や育児の影響か印象が柔らかくなった。日米関係の未来を幻視させられてうわぁ~ってなったけど。

2020/01/05

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