ネヴァー・ゲーム
ネヴァー・ゲーム / 感想・レビュー
starbro
ジェフリー・ディーヴァーは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の新シリーズ、読メでも好評ということで期待して読んだのですが、私がゲームをやらないせいか、個人的には今一でした。同じ懸賞金稼ぎものでも、川瀬七緒の『賞金稼ぎスリーサム!』の方が良いと思います。 https://books.bunshun.jp/articles/-/5813?ud_book
2020/11/05
KAZOO
久方ぶりに読書メーターに戻ってきました。この作者の訳本は毎年今頃出版されています。今回のディーヴァーは新しい主人公をつくりだしたようで来年もこの主人公の続きが出るようです。懸賞金が出た事件にたずさわりそれを生活の糧にしているようです。いままでの主人公とは異なりかなり行動的で若いということもあり様々な場面が演出されています。今回はゲーム業界でそのゲームがらみの犯罪をあばいていくことになります。彼の生い立ちをフラッシュvバック的に書いたりや父親の謎などが絡んで今後も楽しみです。
2020/10/20
修一朗
リンカーン・ライムもキャサリン・ダンスもまだ残っているのに,新シリーズに手を出しました。孤高でタフなキャラはハードボイルドキャラそのもの。広域捜査が多い賞金稼ぎは必然的に動き回るキャラになるんだとか。キャンピングカーで移動するは賞金稼ぎにうってつけ。狭義のバウンティハンターとは違うようで警察と協力するし,銃撃戦にも巻き込まれる。ゲーム業界が今回のお題。最新業界事情をきちんと入れてきたり鮮やかなどんでん返しもあって安定感は抜群。もう次作が出ているらしい。その翻訳が出る前にその他未読本消化を急ぎます。
2021/02/09
パトラッシュ
リンカーン・ライムの諸作品も面白いが、主人公は指示だけして部下が捜査する設定は今ひとつ不満だった。新シリーズは懸賞金ハンターというアメリカ的存在が派手に動き回り、警察の制限にとらわれない正義を貫くキャラが相変わらずのノンストップサスペンスを盛り上げる。しかも彼の抱える過去の謎が思わせぶりに描かれ、奥行きを増しているのが嬉しい。しかもハイテク化と国際化が著しいビデオゲーム業界を舞台として、一般に知られてない最先端の世界を紹介するなど取材も行き届いている。ディーヴァーはアメリカミステリ界の桂冠詩人といえよう。
2020/10/31
ひさか
2019年5月刊のTHE NEVER GAMEを翻訳して、2020年9月文藝春秋刊。懸賞金ハンターのコルター・ショウの1作目。父親に仕込まれたサバイバル技術を駆使して、巧みに行方不明者の真相に近づくところの描写が凄い。時系列を前後させて描くストーリーも緊迫感を煽り、面白い。登場人物も面白い。謎を残したまま、次作へ。気になる。
2020/11/10
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