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世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵 (文春ブックレット)

世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵 (文春ブックレット)

世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵 (文春ブックレット)

作家
出口治明
鹿島茂
出版社
文藝春秋
発売日
2020-10-28
ISBN
9784163912851
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世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵 (文春ブックレット) / 感想・レビュー

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アキ

出口治明と鹿嶋茂の週刊文春での3回の対談に加筆した書。第1章では感染症と世界史について、第2章ではコロナが変える日本を題材に、第3章でコロナと米中激突の行方について語られる。コロナにより確実に変わるのはテレワークと在宅勤務だろう。また今後経済成長より新しい価値観が重視される社会になるだろう。日本の企業風土を変え、社会変革のチャンスと捉え、複眼的にものごとを見ることと、エビデンスや記録の重要性を認識することが大事だと述べている。アメリカも中国とも行動原理は自国に損か得かということ。日本も合理的に考えるべき。

2020/11/26

ごへいもち

鹿島茂贔屓な私。対談は苦手だけどこれは面白く読めた。「人が動かなければ広まらないというウイルスの大原則」を知っている政府の人間はいなかったんだろうか。D「地方の小さいお店が都会のデパートに納めることができるようになって喜んでる」と嘲笑っているが知名度が上がったり売上が増えるのが良くないのか不思議。大先生の言うことだから何かあるのかな

2020/11/30

博覧強記なお二人の対談。伝染病の話から文学談義、人口論、環境問題、副業、米中関係と話題が幅広い。今回のパンデミックは、日本の弱点を克服するチャンスかもしれない。「コロナ禍だから何もできない」なんて思わずに「コロナ禍だからこそ何ができるか」を考えて行動しようという気になった。アフターコロナの社会に向けて、わたしには何ができるだろうか。

2021/03/06

ta_chanko

ペストがルネサンスを生んだように、コロナを機により良い社会をつくっていかなければ。現代社会が抱える膿(不条理・非効率・非合理的な部分)を出し切るチャンス。過度に「選択と集中」が進められ、遊びや余裕がなく、短期的な成果ばかり求められるような社会は危機に対して脆弱。歴史に学び、時と場合によって時間軸を長短使い分け、社会や組織の体力を維持向上していく必要がある。そのためには男性の成長も不可欠。副業・兼業・リモート…。フレキシブルに生き方を見直していきたい。

2021/01/20

ginkan2

お気に入りの2人の対談集。コロナ禍の中、目の前のことばかりが話題となっている今日、ちょっとだけ引いて、世の中を俯瞰してあります。出口さんが良く言われる「ヨコとタテ」でこの時代を見つめ、未来に何を残すのか、残すべきなのか。2人の冷静な語り口で未来への明るさを感じさせて貰いました。

2021/02/18

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