陰陽師 水龍ノ巻
陰陽師 水龍ノ巻 / 感想・レビュー
starbro
陰陽師シリーズ30周年記念完読プロジェクト https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11399200?sort=book_count&order=desc 今回は最新刊です。真夏のひと時、平安の雅で幽玄の世界に浸りました。 オススメは、『麩枕』&『読人しらず』& 『蘇莫者』です。 https://books.bunshun.jp/sp/onmyoji
2021/08/24
KAZOO
シリーズ最新刊のソフトカバー版です。久しぶりにゆったりした時間を過ごさしてくれました。今回はあとが秋によると尺八奏者の方に依頼された中編とエドガー・アラン・ポーの作品を下敷きにしたものが収められています。とくに中編は博雅がメインといってもいいような作品です。どれも楽しめていつものことですが再度文庫でも読んでみようという気になりました。
2021/09/07
真理そら
「蘇莫者」が好きだ。蝉丸好きにはたまらない雰囲気がある。『陰陽師』だから安倍晴明が主役のはずなのに自分の中では源博雅を勝手に主役にして読んでいたことが分かった、
2021/08/06
紫 綺
「陰陽師」シリーズ第17巻。清明に「博雅よ、無垢は、時に罪だ……」と言わせるくらい純真無垢な源博雅。実にいい漢だ。中編「蘇莫者(そまくしゃ)」を含む全8編。
2021/11/28
えみ
これだけ先に言わせてほしい。博雅、貴方は本当にいい漢だよ…。誰かを何かを説得させるのに丸腰で、情だけを持って籠絡できるのは陰陽師にだってできない。笛の上手、至極の音色も決してそれとは無関係じゃないのだろう。無垢がときに罪になる…と、晴明が博雅の危うさを心配するところにグッときた。今回は陰陽師シリーズの中でも特に異色の「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」という短編が収録されていた。晴明も博雅も出てこないが、個人的に大好き話、エドガー・アラン・ポー「赤き死の仮面」を基盤にした短編で、身震いするような顛末が楽しめる。
2022/12/31
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