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ばにらさま

ばにらさま

ばにらさま

作家
山本文緒
出版社
文藝春秋
発売日
2021-09-13
ISBN
9784163914268
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ばにらさま / 感想・レビュー

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starbro

山本 文緒、4作目です。もしかしたら本書が遺作になるのでしょうか? 表紙はライトノベルのような雰囲気ですが、シリアスな短編集でした。オススメは、表題作『ばにらさま』&『バヨリン心中』&『20×20』です。 私の姉と同い年、著者の新作が今後読めないのは大変残念ですが、心よりご冥福申し上げます。 https://books.bunshun.jp/articles/-/6451

2021/10/21

さてさて

2021年10月13日に58歳でお亡くなりになられた山本文緒さんが最後に刊行されたこの作品。六つの短編は、それぞれ隠された女性の内面を鋭く描写していく様が実に山本さんらしい作品に仕上がっていると思います。結果的に山本さんの最後の作品となってしまったこの短編集。そこには山本文緒さんという作家さんに読者が期待する喜びが、驚きが、そして切なさの全てが詰め込まれていました。『闇と光が反転する快感を味わって下さい!』というメッセージを遺してくださった山本文緒さん。素晴らしい作品の数々、どうもありがとうございました!

2022/06/04

tetsubun1000mg

表題の短編は、溶けかけたソフトクリームみたいにべたつく感じがしてなかなかページが進まなかった。 「バヨリン心中」「20×20」では作者の執筆生活をヒントに書かれたのだろうか。 文筆家の苦悩が感じられて面白く読めました。 執筆時期にズレがあるようで、登場人物の年齢設定と考え方感じ方が微妙に違う気がした。

2021/10/05

うっちー

どの短編も無さそうでありそうなお話でした

2022/03/22

美紀ちゃん

追悼の意味を込めて、 読んでみた。 山本文緒さんの話は「自転しながら公転する」がとても印象に残っている。 そんな雰囲気の短編集が6つ。 ばにらさまも良かったが、バヨリン心中が壮絶で迫力のある話だった。 どれも良かった。 大人女性が共感出来そうな本。

2021/11/13

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