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ひとまず上出来

ひとまず上出来

ひとまず上出来

作家
ジェーン・スー
出版社
文藝春秋
発売日
2021-12-15
ISBN
9784163914824
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ひとまず上出来 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

やっぱり私よりもずっと若いわ、ジェーン・スーさん。同じ年の頃の自分を思い出して「好いよ、スーさん。」そんな感じ。頷いたりちょっと首を傾げたりして数日かかって読了した。『「愛される」は愛したあとについてくる、らしいよ』に深く納得。『正義と仲間は相性が悪い』『あれ、歪んでいませんか?』とても考えさせられた。スーさんは「楽しいことと苦しいことが六:四ぐらいのまま、晩年を迎えられたらいい」そうです。さて・・

2022/01/15

mukimi

嫌なことがあったら、身も心も疲れ切ったら、ジェーンスー。女上司にがははと笑って励まされた気持ちになる。人並みに低い自己肯定感を持ちながら見栄も張りながら、身を削る痛い恋愛をちゃんとしてきた人、仕事に全て捧げた経験のある人。もやもやの言語化の天才。痒い所に手が届く瞬間ユリーカー!と叫ぶそうだが私もユリーカー!と何度も叫ばせてもらった。頑張れることが卑しいことみたいになる時代、なんかおかしい…頑張るのって楽しい!って価値観、持ってたっていいじゃない…ってところ。最近のもやもやがはっきり可視化されてすっきり。

2022/07/25

Ikutan

恥ずかしながら著者のことは全く知らなかったのですが、読友さんのレビューに惹かれて読んでみたら、面白かった~。飾らない読みやすい文章に親近感が持てます。『「らしさ」の深い落とし穴』とか『頑張れたっていいじゃない』とか、なかなか的を得た指摘には、「そうだよね~。」と頷くこと多し。年齢に対する自虐ネタは、歳上の私からみれば、「まだまだ、そんなの序の口よ~。」なんて思ってしまいましたが(笑)『背筋が寒くなる心理テスト』は試したくなりますね。『推し』は誰なのかな?なんという熱さ、羨ましい‼

2022/03/04

ウッディ

ラジオでおなじみのジェーン・スーさんのエッセイ。今回は笑いは少なめの印象でしたが、彼女の文章の魅力は普段モヤモヤと頭で思っているが、どのように言っていいかわからない事を、巧みな言葉やたとえ話でスパーンと表現してくれる所だと思います。このエッセイでも、「そうそう、そう言いたかったんだ」と思える話が随所にあり、すっきりしました。がさつで言葉も乱暴だけど、いつまでも話ができる気の置けない女友達、加齢とともに、そんな存在がとても貴重だと思えるようになってきた気がします。

2023/02/21

美登利

久しぶりにジェーンさんの本を読みました。前は感じられなかった、柔らかさがあり共感出来る部分は多かったし、クスッと笑えました。40代の人が抱える悩みはバブルを経験した者からすると、自分の息子世代以上に分かりにくいのを感じます。私自身は性差に拘りはなく、男だから女だからという考えもほぼありません。自分がやりたいと思うこと、出来ることをやれば良いと思います。努力は必要です。年を重ねることで、周りを見る余裕が出てくると、片意地ばかり張っていては人生何割かは無駄にしていると感じるようになりますね。

2022/09/19

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