KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

完全読解 司馬遼太郎『坂の上の雲』

完全読解 司馬遼太郎『坂の上の雲』

完全読解 司馬遼太郎『坂の上の雲』

作家
佐藤優
片山杜秀
出版社
文藝春秋
発売日
2022-03-25
ISBN
9784163914886
amazonで購入する Kindle版を購入する

完全読解 司馬遼太郎『坂の上の雲』 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

kawa

努力すれば報われる時代、明るい明日を描く青雲国民小説「坂の上の雲」を、泰斗二人が語り合う。乃木大将の評価は、司馬作品によって結果としてかなり不当に振れてしまっている由、司馬史観の検証という意味でもありがたい作品。日露戦から太平洋戦までの日本の指導者層の劣化に対する評価も今一度立ち止まって考える必要ありか?片山氏の「未完のファシズム」も早速図書リクエスト。詳細な年表と人物事典付きで、小説読みの座右の書としても最適。(2022年刊)

2022/09/13

サトシ@朝練ファイト

そう言えば「坂の上の雲」の意味が分からず悶々としてた時期がああったかな。何年振りかで司馬作品に出会えた気がしました。

2022/08/18

koji

「坂の上の雲」から読み取れることは無数にあります。本書を読むと、①インテリジェンス、②朝鮮半島を巡る日韓関係の視点がよく分かりました。まず①。司馬さんは明石元二郎にかなりの紙数を費やしていますが、佐藤さんによれば明石の記録は少なくよく分からない所が多く、この箇所は、忍者者好きの司馬さんのアートな構成という解釈も一理ありです。次に②。佐藤さんによれば、司馬さんは本書で韓国・朝鮮を自分が思うことを比較的素直に書き、無理に全体的な整合性を取ろうとしない(翻訳しない)と言っています。これは深い洞察で脱帽しました

2024/05/09

元よしだ

読了~~ 正岡子規の【写生】が気になりました。

2022/06/13

ぽー

文藝春秋に掲載されていた時も一部借りて読んでいたのが形になったという。 今の若い人は“雲”と言っても青雲とか立身出世のメタファーと思わず“黒い雨雲” “ゲリラ豪雨”など暗い世界しか思い浮かべず司馬さんが想定したのと真逆の世界になった…とあったり明治百年で書かれた「坂の上の雲」の当時の背景だけでなく現在の日本の致死的状況を救う手立てなども学ぼうという趣旨。考えてみれば今は戦後75年位な訳で明治維新から75年といえば太平洋戦争開戦年位に当たり地震、疫病、テロから戦争と歴史は繰り返しているのかなと。

2022/07/19

感想・レビューをもっと見る