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SLやまぐち号殺人事件 (十津川警部シリーズ)

SLやまぐち号殺人事件 (十津川警部シリーズ)

SLやまぐち号殺人事件 (十津川警部シリーズ)

作家
西村京太郎
出版社
文藝春秋
発売日
2022-08-25
ISBN
9784163915852
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SLやまぐち号殺人事件 (十津川警部シリーズ) / 感想・レビュー

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夢追人009

西村京太郎先生の649冊目の著作にして絶筆となったこれが最後の長編ミステリー小説ですね。本書は「十津川警部、最後の事件」ではありますが、実は彼はミステリー界のサザエさんで永遠に40歳のままでしてカメさん亀井刑事は45歳で小6の息子は一生中学には進めず十津川班の若手刑事達も永遠に若いままですね。1942年生まれで初登場時は30歳の警部補でしたが10年で年齢がストップし本当なら80歳ですが永遠の不死者ですから、この設定を守ってどなたかがシリーズを書き継いで頂けたらいいなと願いますね。本書は並の水準作でしたね。

2022/09/06

のぶのぶ

 先日、テレビで十津川警部最終話を見て、その原作を読んだら面白かったので、この本を手にとった。こちらは、本当に絶筆なので、最終話。追悼!!連載だったようで、繰り返しが多かったですが、歴史と絡めて、興味深かった。高杉晋作って、実は、あまり知らない人物で、何か本を読んでみたくなった。D52−1、第1号のSLってすごい。コロナや廃線ブームなどを取り入れているところが現在の話だなあと思う。十津川警部って40歳、亀井刑事が45歳かあ。いつの間にか、自分の方が年上になってしまった。久しぶりにこのタイプの本を読んだ。

2023/01/08

飛鳥栄司@がんサバイバー

西村京太郎の最後の作品。過去作を再読してはいたけど、ここ数年内の比較的新しい作品には手が伸びていなかったこともあり、本作を読んで思ったのは「老いたな」という気持ち。歳をとったというよりも、作風にしろ十津川警部や亀井刑事にしろ、時間に取り残されてしまったような感じ。作中に出てくるコロナウィルスとかGoToキャンペーンとか、言葉だけが虚しく残る。作者は亡くなっても名作は残るわけで、数多くの名作・代表作を残しているし、十津川警部と亀井刑事という唯一無二のコンビに思いを馳せながら、改めて冥福を祈りたい。

2022/09/18

いづむ

今年3月に91歳で亡くなった西村京太郎氏の絶筆。政府の新型コロナウイルス対策への批判めいた箇所が唐突に出てきたり、同じ内容の繰り返しが多かったり、引っかかる所はありつつも、この御歳で小説を連載し、最終部分は未掲載ながら完成させていたことは驚嘆に値します。良くも悪くも西村氏の考える「正義」がにじみ出ている作品だと感じました。

2022/09/03

もっぱら有隣堂と啓文堂

先日惜しまれながらも?放送終了してしまったトラベルミステリー。物心ついたころから随分と楽しませてもらった泣 西村先生も亡くなり追悼の意を込めて絶筆となる本作をば。本を手に取って思い出す。ああ、この上下二段組のレイアウトだった、昔は駅のキオスクにこの新書サイズの新刊本が並んでいたっけ、ポケット時刻表も売っていたなあ、などなど。本作は奇兵隊がらみの150年越し恨みつらみのストーリーで目新しい展開なし。鉄分薄め。D機関情報(そういえば映画見た!)、消えたタンカー、寝台特急殺人事件といった過去の傑作を読んでみよう

2023/01/05

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