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光のとこにいてね

光のとこにいてね

光のとこにいてね

作家
一穂ミチ
出版社
文藝春秋
発売日
2022-11-07
ISBN
9784163916187
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光のとこにいてね / 感想・レビュー

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さてさて

幼き日に運命の出会いを果たした結珠と果遠がその後の人生に再開と別れを見るこの作品。そんな作品では、美しい比喩表現の数々で彩られた物語の中に、全く異なった境遇の元に生きる二人の女性の四半世紀の物語が描かれていました。まさしく”毒親”という言葉で表現される大人たちが主人公たちを苦しめるこの作品。それぞれに訪れる様々な苦境の中に、今の世の生きづらさも感じさせもするこの作品。繊細に描かれる心の機微の描写の中に、何もかもが正反対でいて、だからこそ惹かれ合う二人の想いが静かに浮かび上がるのを感じた印象深い作品でした。

2022/11/12

starbro

一穂 ミチ、3作目です。 同い年の女性同士の微妙な人間関係、読み応えはありますが、男性の私には今一つ理解出来ません。過去の原体験を引き擦っているだけの様な気もしますが・・・ https://books.bunshun.jp/articles/-/7570

2022/11/24

うっちー

二人とも運命に流されすぎているきがします

2022/11/27

Sato19601027

結珠ちゃんと果遠ちゃんのそれぞれの言葉で綴られる物語。 もの悲しく、切なく、心を捕まれました。 この本に出会えて良かった。

2023/01/13

bunmei

ミステリーを予感させる幕開けではあったが、大きな出来事が展開されるわけではなく、かと言って女性同士の友情や恋愛というのともちょっと違う。もの静かな展開の中に、女性2人が四半世紀に渡って強いられてきた、幼き頃からの生活環境や心の葛藤が、痛く心に突き刺さってくる。大人の事情よって、2度も離れ離れになる2人だったが、見えないない糸に引き寄せられるように、3度目の再会。2人の運命に気をヤキモキしながら読み進め、ラストには、感動とは違う、彼女達の今後の幸せを祈りたくなる様な結末が待っており、思わず微笑んでしまった。

2023/02/19

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