孤高の血族

おいしゃん

長いことかけて読了。「院内刑事」では警察色より医療色が強くなったが、今回は完全に医療モノに。主人公が切れ者スーパーマンのような活躍を見せるのは相変わらずだったが、百年史を読んでいるかのような冗長さもあり、濱ファンでないとなかなかすんなり読了は難しいイメージも感じた。

2023/05/11

紫の煙

先代のシベリア抑留の話から始まる、物語である。長い物語であるが故に、読了に結構時間がかかった。兄弟の中でも、期待されない子供として育った利雄の栄光と挫折は、強烈な印象を残した。トップは常に孤独である。

2023/05/14

たぬき君

東北地方に先進医療を持ち込み大病院を築き上げた華麗な一族なる物語。家族の確執と大病院の栄華とその躓きを描いている。栄華から挫折、崩壊へは一瞬で強烈な印象を残した。

2023/06/25

Ｈ

大病院の一族の話。妙にリアルだったけどモデルはいるのかな。

2023/04/11

GOTI

☆☆☆★これまで警察情報小説やミステリーばかりだったので、まさか病院を舞台とした大河ドラマ風のものを描くとは！仙台郊外にある池田病院は緒方洪庵の元で修業した伊達藩分家のお抱え医師・池田左内を祖とする。開業は一八五五年。池田家に婿養子となって入った四代目利宗が医療法人清光会中東北総合病院と改称し日本トップクラスの総合病院に育てた。利宗を継いだのは出来損ないと言われた次男利雄だった。利雄は天才的な手腕で病院を中核とした巨大企業グループを作り上げる。そこには毀誉褒貶、栄枯盛衰、家族の軋轢があった。

2023/03/07