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踏切の幽霊

踏切の幽霊

踏切の幽霊

作家
高野和明
出版社
文藝春秋
発売日
2022-12-13
ISBN
9784163916330
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踏切の幽霊 / 感想・レビュー

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青乃108号

最愛の妻を病気で失い、失意のどん底の雑誌記者。彼が担当する婦人雑誌に投稿された、ある踏み切りで撮影された一枚の心霊写真から全ては始まった。写真に映った霊は実は踏み切り近くで殺された女のものだとわかり、記者は女の過去を追う。やがて明らかになる、あまりに悲しい女の過去。記者は女の義憤を晴らすべく行動を開始するが。「死」が「無」ではない、我々の世界と繋がったものであると感じられ、怖いながらもどこか心が安らかになるような、不思議な読後感の本だった。高野和明の本をもっと読みたい。書き続けて欲しいと心から思う。 .

2023/11/11

starbro

11年ぶりの高野 和明の新作です。本書は、哀しく切ない女性のゴーストストーリーでした。昨年読んでいたら2022年のBEST20にランクインしていた筈です。ちょっとの差で残念。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916330

2023/02/07

うっちー

最高傑作のジェノサイドから、待つこと11年。ジェノサイドを超えることはなかったが、それなりには。次回作こそは

2023/01/09

イケメンつんちゃ

ドロンパはアメリカのオバケ 膝小僧はダメ いゃーあ おもしろかった 第169回 直木賞候補作 新感覚ミステリー 単行本で読んでみました 飛龍十番勝負 第十六弾 今回は 高野和明先生 少し風変わりな怪談話 でも 気付いたら 隠れているようで隠れていない恋愛小説 なかなかのテクニック 間違っているかもしれないけど サブリミナル効果 使われているような感覚 主人公と嫁さんの愛情物語は凄い 本筋同様涙が止まらない さすがの猿飛 スキトキメトキス シネマ化すると かなり恐いかも 主人公はやっぱり 安定の 木村多江

2024/08/06

タツ フカガワ

下北沢三号踏切で撮影された若い女性の霊。この踏切近くでは1年前に女性が殺されていて、犯人は逮捕されたものの、女性の身元はいまだ不明。妻を亡くし仕事に熱意を失った雑誌の契約記者松田が担当するこの幽霊企画は、やがて女性の身元探しになり、驚く展開になっていく。『ジェノサイド』から11年ぶりの新作、いやあ面白かった。「信じる,信じないといった知性の働きとは別に、人間の根源的な部分には、超自然の怪異を怖れる本能が潜んでいるよう」とは本書のなかの一文ですが、怪異の中に愛と悲しみを目一杯盛り込んだ面白本でした。

2023/01/13

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