噴怨鬼
噴怨鬼 / 感想・レビュー
starbro
高橋 克彦は、新作中心に読んでいる作家です。「鬼シリーズ」は、初読です。鬼魑魅魍魎が跋扈する平安時代、安倍晴明を凌ぐ陰陽師とのことですが、主人公 弓削是雄にはあまり魅力を感じませんでした。 https://books.bunshun.jp/articles/-/8067
2023/07/07
初美マリン
懐かしい淡麻呂と少彦名神の名前が出てきて鬼シリーズの続編だとわかった。北国での鬼との戦いでありながら友情と正義と歴史の童話のようだった
2023/06/24
よこたん
“果たしたことが善であったと口にできるのは常に勝った側ばかり。そして後世にはその勝者の言葉だけが残される。” 歴史とはそういうものなのだろう。よって栄光の陰には、無念を訴える無数の魂魄がひしめいているのかと。浮遊するよく喋る髑髏の鬼、前に何かで読んだ気が、と調べてみれば何とシリーズものだった。帯か奥付あたりに書いてくれなきゃわからないよ。最初と最後を読んでしまったが、問題なし。でも、中抜けした分を知ればきっともっと面白いはず。表紙から鬼の大暴れを期待したが意外とあっさり。正体にはえーっ!となったけどね。
2023/07/27
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「鬼シリーズ」第七巻。このシリーズの完結編が読むことが出来て、感無量です。弓削是雄とその仲間達が巨大な頭だけの噴怨鬼と闘うわけですが、その正体はいかにも高橋克彦氏らしかったです。(高橋氏の著書をかなり読んでいるので、想像つきました。)髑髏鬼がとっても良い味出していました。このシリーズのもう一人の主人公の加茂忠行の物語の続きは読めないんでしょうか?泥人形の脚、どうなったのか気になります。
2023/07/27
ren5000
シリーズものだとは知らずに読んだけど問題なく読めた。鬼との壮絶な戦いがあると思ったけどなんか思ったのと違う結末だった。名前の読み方が難しく何回も読み直しちゃったよ。平安時代の話だけど公家どもの民草のことを考えない政治が今の時代と被るのはどういうことか。こんなことをしていると鬼が出るぞ。
2024/01/20
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