外野が一番うるさい! 芥川賞作家・高瀬隼子が生々しく描き出す「作家デビュー」の不穏な舞台裏 『うるさいこの音の全部』(高瀬隼子/文藝春秋) 外野はうるさい。ペチャクチャと好き勝手に物を言う。「いや、それは違う」「やめてくれ」と言いたくても、そういう時、決まって自分のノドはカラカラに渇いて、何も言えない。嫌われたくなくて愛想笑い。そ… もっと見る