はじめての
はじめての / 感想・レビュー
starbro
4人の人気女性直木賞作家が、YOASOBIとコラボした作品集ということで読みました。どの作品もクオリティが高く面白いですが、オススメは、「『ヒカリノタネ』ーはじめて告白したときに読む物語」(森絵都)です。このレビューはミスター - YOASOBIを聴きながらを書きました♪ https://www.suirinsha.co.jp/books/detail5.html https://youtu.be/3dRmVUcfIMs
2022/03/19
うっちー
YOASOBIとコラボとのことですが、SF的でない、辻村、森作品が良かったです
2022/04/10
ひさか
2022年2月水鈴社刊。書き下ろし。4人の直木賞作家に依頼した「はじめて」をテーマにした島本理生:私だけの所有者、辻村深月:ユーレイ、宮部みゆき:色違いのトランプ、森絵都:ヒカリノタネ、の4編のアンソロジー。何がはじめてなのかは、作家さんまかせのようで、それぞれ、好きになった、家出、容疑者、告白、というお題を選ばれたよう。また、それぞれに色を充てていて、閉じた本の横から靑、紫、橙、桃、の色ページが見えるのが楽しい。いずれのお話にも共感できるところが少なく、ちょっと残念です。
2022/07/02
美紀ちゃん
作家が豪華4人とも大好き。①近未来もの。ラストは命がけ。アンドロイドは、孤独から解放されるためのもの。でも、家族。それが「好き」ということだょね。②ユーレイかも。ユーレイって怖いものだと思ったけど、こんなふうに人を生きる方に繋ぎ止めたりするユーレイもいるんだなぁと感じながら花火をする中学生の女の子。死ななくて良かった。③この世界の平行世界が存在する世界。名は体を表す。カッコいい終わり方。④料金のかかるタイムトラベル。過去に戻って、告白を無かったことにする。これは微笑ましい。曲も聴いてみようと思う。
2022/05/05
ひめか*
森さんの「ヒカリノタネ」が一番好き。こんなにユーモアのある筆致なの意外。これまでの3度の告白をなかったことにするために、タイムトラベルする。告白する度に世界を狭くしたのではなく、その裏で別の世界を育ててきたと気づき、幸せなラストに胸がいっぱいになった。辻村さんの「ユーレイ」もよかった。自殺しようと電車で小さな駅に着いた女の子が不思議な少女と一夜を過ごす。ほんのり温かく優しい気持ちになる。島本さんと宮部さんはSFっぽくてあまり入り込めなかったけど、「私だけの所有者」はアンドロイドの想いに胸がキュッとなった。
2022/10/28
感想・レビューをもっと見る