KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

松本清張全集 (38) 皿倉学説 短篇4

松本清張全集 (38) 皿倉学説 短篇4

松本清張全集 (38) 皿倉学説 短篇4

作家
松本清張
出版社
文藝春秋
発売日
1974-05-20
ISBN
9784165093800
amazonで購入する

松本清張全集 (38) 皿倉学説 短篇4 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

けぬーじ

全集短編集の4冊目。巻末に清張さんの年表が付属している。この短編集は、正直、読んでいて自分には辛い話が多かった。特に「老春」、「晩景」など。厳しい現実をいやというほど見てきた清張さんの、これでもか!という庶民の、人生の悲しみを感じた。しかし「花衣」は良かった。美貌に生まれ才ある女性にも意外な苦労があるのだ、と清張さんは推察するのである。すべてを見通すかのその眼で、じっと観察しているのである。本当に怕(こわ)い人である。

2024/04/25

感想・レビューをもっと見る