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青の時間 (Bunshun Entertainment)

青の時間 (Bunshun Entertainment)

青の時間 (Bunshun Entertainment)

作家
薄井ゆうじ
出版社
文藝春秋
発売日
1995-12-01
ISBN
9784166400607
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青の時間 (Bunshun Entertainment) / 感想・レビュー

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florine

ラジオドラマを聴いて、昆虫学者のファーブルが言ったという「タイム・ブルー」という言葉を確認したくなり、原作を読んでみた。冬のカブトムシや水車を絡め、青の時間というモチーフを上手くまとめてあると思う。来たるべき目覚めのために用意された烈しい時間…なるほどね。ブルーの大掛かりなマジックの種明かしはむろん出来ないにしても、多重人格や恋愛関係にもう少しリアリティが欲しかった。

2015/08/06

kinshirinshi

どんな小説にもある程度、話のオチというか着地点というか、読者が心理的に納得する結末がある(どんでん返しや叙述トリックなどの意外な結末も含めて)はずだが、薄井ゆうじさんの小説にそれを期待してはいけないのだなとつくづく思う。ノスタルジックな冒頭からぐいぐい引き込まれ、孤高のマジシャン・ブルーをめぐる謎や、「青」のメタファーに心を動かされながら読み進めたが、その高揚感が行き場をなくして終わったようなドライな読後感だった。悪くはないのだけれど。

2019/10/20

ルナ

ついてけなかった。

2019/10/07

へのへの

「青く見える物体は、青以外のすべての色を吸収するという。だが青い光線だけは吸収できないために、青を反射させ、透過させ、その物体を青く見せる─」(p.290)「デリケート 安息 栄光 夏 開放感 気持ちよい 公平 広大 失望 寂しさ 信頼 清潔 精神 誠実 男性的 知性 忠実 悲しみ 不安 平和 眠り 夢 憂鬱 落ち着き 涼しさ 冷たい 冷酷」(青色のイメージ効果と意味 - 色カラー http://iro-color.com/episode/about-color/blue.html 2016/08/10)

2016/08/10

ikegawa

ネットの知人に薦められた本。10年以上前の初読時はよく分からなかったが、今読み返すとそれなりに面白い。でも結末はちょっと消化不良気味なのが個人的に残念。

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