精選女性随筆集 第六巻 宇野千代 大庭みな子
精選女性随筆集 第六巻 宇野千代 大庭みな子 / 感想・レビュー
shoko
ずっと気になっていた「精選女性随筆集」、ついに一冊読めた。二人とも文章を読むのは初めましての宇野千代と大庭みな子。恋愛に奔放な宇野千代と、幸福な結婚を生涯貫いた大庭みな子の対比をさせることが、この組み合わせの狙いなのだろうか。/個人的な好みは、大庭みな子の方だった(結婚観とは関係なく、文章の書き方が)。彼女の理知的で国際的に開かれた文章が好きだったのに加えて、随筆と言っても、『青い鳥』のように創作的な文章も収められていて、創作的かつ幻想的な文章が読めたのも好感だった。
2023/05/16
ほっそ
セレクトしている小池真理子さんが気になって、図書館で借りてきた。 ほぼ初読の作家さんでした。 宇野千代さんに限って言えば、文筆でない仕事も多かったことに驚き。
2017/02/22
和草(にこぐさ)
宇野千代先生、大庭みな子先生共に初読。随筆集ということもありスラスラと読了。お二方共に現代の女性のような思考をお持ちであり、もっと読んでみたいと駆り立てられた。
2013/05/21
takao
ふむ
2022/10/25
at@n
宇野千代は結婚生活を全うしなかった人で大庭みな子は全うした人という自己認識の違いがあるのだなと思った。大庭みな子の、文学好きだった母に対して凡庸な医者だった父の思い出をつづった文章が胸に迫った。
2020/09/18
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