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隣の女・男どき女どき[小説] 向田邦子全集〈新版〉 第三巻

隣の女・男どき女どき[小説] 向田邦子全集〈新版〉 第三巻

隣の女・男どき女どき[小説] 向田邦子全集〈新版〉 第三巻

作家
向田邦子
出版社
文藝春秋
発売日
2009-06-26
ISBN
9784166417001
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隣の女・男どき女どき[小説] 向田邦子全集〈新版〉 第三巻 / 感想・レビュー

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chacha

やっぱり上手いな。隣の女 男どき女どき いろんな男と女のかたち、関係。嫌な女もいれば、勝手な女も男も。男は妻に隠してかくも不倫をするものか。二つの家庭をもてるのか。同じことを女がやれば、男も世間も許さないだろう、、「ビリケン」のクイナには笑った。

2022/01/23

ぐうぐう

幸福と不幸の境界は、はっきりとしている。それは例えば、「隣りの女」の薄い壁を隔てた隣りの部屋に住む女の生き様であったりする。しかし、その薄い壁が幸福と不幸の境界線であるのは事実だが、どちらが幸福で不幸かは、実はとても曖昧だ。そのことを向田邦子のドラマは、いつもいつも問うている。自分が憧れていたものの正体や、不幸だと信じていたものの実体を、彼女は容赦なく暴きながらも、そこに人間としての本音を優しく配置する。だからこそ、私達は彼女の描く不器用な登場人物を愛さずにはいられない。

2009/09/16

hiroshi

やっぱ向田邦子の短編はあっという間に読み終えるのに、やっぱ何時間もかかったかの様な気にさせられる。やっぱ四角い顔した腹違いの兄弟の話が良かったかな。やっぱ胡桃の話はテレビで見るよりゾッとしたかも。向田さん。やっぱ、おたくは格が違うね!

2016/03/18

みーあ

★4.5 著者はエッセイのみならず短編もうまい!こう来るか~という展開、小気味良いスピード、気持ちよい。男女のドロッとした感じのもこう書けるのか~多才だな~と感じた。

2022/07/01

千頼

綺麗事じゃない人生が広がっている感じがたまらなく好き。手放しで喜べるうな幸せっていうわけじゃないんだけど、どう転んでも悪くはならないと分かっているから安心して読み進めることが出来る。それが向田邦子の紡ぐ世界なのだと思っていたが、もしかしたらそれがこの世の常なのかもしれない。どう転んだって、そうそう悪くはならないだろうし、そのためには心の在り方も必要。なんというか切り替え力というのが肝なのではないかなぁ[図書館本]

2021/02/23

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