五感生活術: 眠った私を呼び覚ます (文春新書 240)
五感生活術: 眠った私を呼び覚ます (文春新書 240) / 感想・レビュー
Naota_t
★3.3/五感を使う生活習慣が減っているため、その良さを再認識しよう、とありがちな内容ではあるが、改めて参考になった(偶然、美術館のカフェで読んでいたことも合間って)。特に、今、私には子供がいるので、どこか遊びに行く、家で何かをするにあたっても、五感を使うものにすべし、と思った。何か美術作品を見ている時も「この作品からは、音や湿度、空気感が伝わってくる」という感想は、過去にそういう五感を使った体験がないと想像・発想できない。また、奈良県壺阪寺に「においの花園」があるのは知らなかった。今度、行ってみよう。
2022/06/03
Datt
★★★★★10年以上前の本だけど,情報過多の液晶社会の現代では,一層読む価値がある本ではなかろうかと思う。視覚ばかりに頼らす,五感を使って世界を全身で感じれば,好奇心,発想力などが向上し,話の引き出しも増えて,人生がますます楽しくなる気がする。そして,人間らしく生き生きと暮らせるに違いない。
2014/06/09
あーちゃんんちゃ
現代社会は、視覚に依存して物事を判断する比重が高く、触って確かめる、かいで判断するといった行為の比重が軽くなっている。視覚という感覚に寄りかかりすぎる、見るだけでなく触ってみるなどの複合的な五感の働かせ方が大切ということに大きく頷く。
2013/04/23
ゆぱたうるす
「かく見るべし」から解き放たれたいと強く感じた。もっと自由にいろんなことを感じたい。サブタイトル「眠った『私』を呼び覚ます」に押され、自分だけの五感の地図、作ってみようと思った。
2012/08/28
KimuraShinichi
五感生活術と著者が呼ぶのは、ふだん気にかけていない感覚を思い出そうということ。この本の終わりに紹介されている五感地図は、作ろうと意気込むのはちょっと面倒そうな気もしますが、その反面、やはり魅力的でもあります。やってみようかなと、ちょっと思います。その先には、五感スケッチとか五感エッセイがありそうな。耳をすます。目をこらす。鼻をふくらます。舌をはたらかせる。お仕着せの強い刺激から一歩後じさって、遠くを感じてみること。忘れていた記憶が呼び覚まされ、気付かなかった驚きと出会えそうな気になりましたよ。
2011/02/06
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