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おせい&カモカの昭和愛惜 (文春新書 538)

おせい&カモカの昭和愛惜 (文春新書 538)

おせい&カモカの昭和愛惜 (文春新書 538)

作家
田辺聖子
出版社
文藝春秋
発売日
2006-10-20
ISBN
9784166605385
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おせい&カモカの昭和愛惜 (文春新書 538) / 感想・レビュー

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優希

アフォリズム集になります。昭和の時代を生きてきたからこその大人の言葉が心に染み渡りました。

2018/03/31

佐島楓

アフォリズム集。田辺さんは日本人を心から愛していらっしゃるのだなぁ。文学を愛し、文化を愛し、日本人のもともとの心持を愛し・・・。戦争で破壊されたものは数知れず、現代において蹂躙されているものも数知れず。それでも愛することをやめない、それこそが人生を信じ、楽しむことの秘訣ではないだろうか。

2014/11/14

るんるん

抜粋。人は、点と点のつきあいでよいのだ。全貌くまなく捉える線のつきあいでなくともよいのだ。自分にとっての、「その人」というだけでよいのではないか。私は、私の人生で、私によくしてくれた人を何人か持ったが、その人々のイメージが、ほかの人によっては全くちがうのに面食らったことが何度か、ある。それも「真」なのかもしれないが、しかし私には、私の「真」というのもある。小さい一点だけの「真」でよい、それを通しての人として捉えるのがよい。だから私にとってはいい人であっても、他の人にはよからぬ人ということもあろうし、

2017/03/23

ギルヲ

著者の多くの作品から抜粋した、長めのアフォリズム集。田辺さんの本は「ジョゼと虎と魚たち」くらいしか読んでないんですが、こうして抜粋されたものを読むと、簡潔にして綺麗な文章を書かれる方だなぁと。「この世にひととき舞い降り、やがて跡形もなく消えていった、春の淡雪のような庶民」という一文にはなぜか泣きそうになった。これはまぁ例外的で、基本はおかしみに溢れた文章が多いのだけど。中年いろはがるたの「ぬいでからことわられ」と「体位評論家で終る」には思わず吹き出しました。なんてひどいことを(笑)

2021/02/12

ろくしたん

田辺聖子は、あまり読んだことがなかった。表紙が固すぎ。しかし内容からすると、まじめ。色々な要素がありすぎな編集。

2020/05/05

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