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空気と戦争 (文春新書 583)

空気と戦争 (文春新書 583)

空気と戦争 (文春新書 583)

作家
猪瀬直樹
出版社
文藝春秋
発売日
2007-07-18
ISBN
9784166605835
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空気と戦争 (文春新書 583) / 感想・レビュー

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ehirano1

分かりやすい内容でした。SIMまでやっていたのに・・・・・その場の空気とは恐ろしいモノです。そして、「空気の研究(山本七平)」を読まねばと思いました。

2015/07/30

ehirano1

『不合理』と『見えない力(=制御不能の雰囲気)』を代理体験できる良本だと思います。

2020/08/08

姉勤

戦前、石油禁輸により原油の確保が、その手段として戦争も含む喫緊の課題となった。 人口石油の研究者が、技術士官として陸軍に派遣され原油備蓄と継戦能力を算出し 戦争できない数字を出したが、やがてその数字が戦争勝利の根拠として使われることになった。 自著の「昭和16年の敗戦」のダイジェスト的な内容。日本人の「水に流すという」 長所であるが短所が、時に致命的な「検証」と「学習」をさせないバリアとして働き 現代まで延命している度し難い日本人の性質をあぶりだしている。

2024/04/09

はふ

1941年、日本軍が真珠湾を攻撃したことにより、米国との太平洋戦争が始まった。すでに敗戦することが決まっていた戦争が。 日本軍が米国に攻撃するきっかけとなったのは、米国による日本への石油輸出禁止である。南に勢力を拡大しようとする日本を恐れた米国は、ほとんどの石油の輸入を米国頼っていた日本への輸出を止め、弱体化を図った。その米国への対策として、戦争するか外交するかの2択を迫られた日本は、負けることがわかっていたにも関わらず、国内の米国に舐められてはいけないという圧力に押され、開戦へと至ったのである。

2022/08/12

二輪病

教科書のテンプレから抜け出した、大戦直前の実際の雰囲気を感じることができました。かつその悪い部分が現在でも変わっていないことを再確認させられます。天皇主権でも主権在民でもなく官僚主導だという意味で、戦前と戦後は直につながっている。という所が印象的。

2013/11/10

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