神様は、いじわる (文春新書 725)
神様は、いじわる (文春新書 725) / 感想・レビュー
ネギっ子gen
この本の出版後、40代で発達障害(アスペルガー、ADHD)を宣告された著者の、膠原病(全身性エリテマトーデス、全身性強皮症、シェーグレン症候群)と診断された顛末が書かれた闘病記。巻末に、東京警察病院皮膚科・蘆田龍一Drの「膠原病について」の解説が附される。題名は、こうだが……「あとがき」には<奇跡のような出会いをいただけたのは、病によってという部分も否定できません。病気になったことは正直辛かったし今も怖いけれど、わたしが人生に感謝を知るためには必要な体験でした>と。「苦しみと引き換え」ですか、神様……。⇒
2020/12/30
bakumugi
少し過剰だなと思うことや、記述にゆらぎがあるようにも思うが、逆にそれが本人の言葉で書かれた感情の吐露であって、ありのままの思いを吐き出す必要があったのだと思わせる。巻末に未明さんの主治医による膠原病のプチ解説があってよかった。病気は知らないと気づけないし、その病気の人にどんな気遣いがしてあげられるかわからないから。
2017/07/13
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
再読。人が困難を乗り越える姿というのは、なんと励ましになることか。病気は大きな気づきの機会だけど、病気にならないと気づけない、ということのないように。
2012/03/03
ケロ子
生育歴を読むのは辛かったが、病気になってからの人との出会い、それを通して生まれてくるもの、気付き、何と強い人かと心打たれました。
2011/02/12
mari
膠原病という難病になってしまったけれど、反対に心のしこりはどんどん溶けていく…。人間ってギリギリにならなければ、見えないことがある。
2010/04/29
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