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日本版白熱教室 サンデルにならって正義を考えよう (文春新書 816)

日本版白熱教室 サンデルにならって正義を考えよう (文春新書 816)

日本版白熱教室 サンデルにならって正義を考えよう (文春新書 816)

作家
小林正弥
出版社
文藝春秋
発売日
2011-07-20
ISBN
9784166608164
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日本版白熱教室 サンデルにならって正義を考えよう (文春新書 816) / 感想・レビュー

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tetsu

★4 マイケル・サンデル、ハーバード白熱教室の日本版。大学生と対話形式で正義を考える。 正義に対する3つの考え方、福利型正義論、自由型正義論、美徳型正義論から、原爆投下、安楽死、貧困問題、ウィキリークスなどの問題を掘り下げる。 日本ではこのような議論をする機会がなかなかないことに気が付いた。 議論をしたい人はどうしているのだろう?

2016/10/22

たりらりらん

サンデル先生のブームに完全に乗り遅れてしまったので、焦りつつも手に取りやすそうなものから読むことにしてこの一冊に挑戦。功利主義、リバタリアニズム、リベラリズム、コミュタリアニズムと章は分かれているものの、第一講からそれぞれの立場から主張がなされ、対話形式の議論が展開する。話題に関しては、ウィキリークスや尖閣ビデオなど最近のものが多く取り上げられているので、なじみやすい。議論はどれも難しいが、逃げていてはいけない問題だらけだなと実感。人任せにせずもっともっと考えねば。

2011/10/06

はち

サンデル教授の対話型講義の日本版。これ、やるのは大変なことで、学生、教授ともにかなりのレベルを要求される。下手するとただの雑談にもなりかねない。ここまでのレベルにした学生、教授双方に敬意を表する。本当はこれぐらい大学生は出来ないといけないのだけれど。

2011/08/04

みなと

読み終えるまで異様に時間がかかってしまいました。自分だったら意見をどう組み立てるかを考えながら読んでいたせいもありますが、いかに普段物事を考えず、頭を使っていないかに気付かされました。 でもこの本に登場した学生のような人が、このスタンスのまま上司や取引先になったらしんどいなぁ〜と思う自分が居るのも事実です。 ベーシック・インカムの討論では、学生の正論だけど現実的でない発言にウンザリ(法律上は認められているけど、少なくとも私はストライキ権を簡単には行使できないです〜。)したけど、社会人学生の発言で締まっ

2011/10/04

にゃん吉

著者と千葉大学の学生達の白熱教室を収録。書籍化に際し、発言の整理等がされているようですが、リバタリアニズム、リベラリズム コミュニタリアニズムという三つの立場から、種々の難問について対話がなされています。本家の白熱教室に触れておらず、本家との異同はわかりませんが、コミュニタリアニズムの立場から国際的な問題を考えたところが、本書の大きな特徴のようです。怠惰だった自分の学生時代を思うと、本書の学生の皆さんは、議論がかみ合わない場面もありますが、一生懸命考え、勉強されていて、何か羨ましくもあり。      

2021/01/24

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