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二十世紀論 (文春新書 899)

二十世紀論 (文春新書 899)

二十世紀論 (文春新書 899)

作家
福田和也
出版社
文藝春秋
発売日
2013-02-20
ISBN
9784166608997
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二十世紀論 (文春新書 899) / 感想・レビュー

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ikedama99

積読からようやく脱出した本。今の時代を理解するために、改めて二十世紀の姿を知ろうという発想に魅かれた。二十世紀は「総力戦」の世紀としてスタートした出だしは、大いに納得した。やはりそれまでとは大きく異なった世界が出現したということか。第二次世界大戦が第一次世界大戦の延長上にあるということは、戦争のあり方からみて納得できた。その後も、「総力戦」の影を引きずりながら、冷戦から世紀末へとすすむ。その中で、手塚治虫やアニメーション、ガンダムなどにも触れられているのには驚く。ロビタが書いた「二十世紀」読みたい。

2019/05/30

ダージリン

20世紀は戦争の世紀だった訳だが、偶然が悪い方に作用してあそこまでの惨事になったようにも思える。回避するチャンスもあったのではないか。二度の大戦で悲劇を経験し、冷戦などの危機を乗り越えたことで、人類は智慧を獲得してきたと信じたいが、現時点でもトランプ大統領の暴走など不安要素を孕む。21世紀は果たしてどんな世紀になるのか。良き時代になって欲しいが。

2019/05/26

おらひらお

2013年初版。ところどころ違和感があるが、そういう見方もあることをしることも大事だと実感した一冊です。たしか二十世後半以降は被治国になったとの指摘は重たいですし、抜け出せる道のりもかなり厳しいものみたいです。

2017/03/31

マウンテンゴリラ

歴史は繰り返すのか。少なくとも人類という枠組みにおいては、果てしない進歩という幻想のもとに、過去に対する忘却と欲望に対する幻惑による惨事を繰り返してきたことへの反省をもとに、文明、人種、民族間における基本的価値の平等という理念には辿り着いた様な気がする。しかしここで、「人類という枠組みにおいて」といったのは、あくまでも観念論としてであり、現実はその理念に叶うどころか、再び、いや、三度世界的な大戦争が勃発する可能性のほうが、人類が共存的繁栄を実現する可能性よりも高まっていると思われてならない。→(2)

2016/06/17

ペンギン伊予守

なぜ本書を書いたのかという問題意識がわからないし、歴史のことは歴史家の書いた著作を読んだほうがいい。

2014/07/16

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