続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書 1158)
続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書 1158) / 感想・レビュー
けんとまん1007
図書館で見つけ、こちらを先に。それぞれに、興味深い。共通するのは、現状に満足せず、思ったことにトライすること。単に、行動を起こすのとは、少し違うニュアンスがあるように思う。そこで、何も思わずに行動するお、何者でもないままで終わってしまうのだろう。そこが、大きな違いにつながる。
2018/05/16
さきん
最近よく目にするようになった新書。出版社の企画と思われる。彬子女王に興味があったので読んだ。全体的に貧乏で無名であったころの暮らしぶりで生活が振りかえられる。
2018/07/28
kawa
池田理代子さんには、幾つになっても自己限定しないこと、オリザさんには、果たして人は相手の立場が解るのだろうか、彬子女王には、発言しないことは何も考えていないと思われること、大隅良典氏には、科学は文化、役に立つことにこだわる研究は、人類の可能性を狭める結果となることを学ぶ。
2018/10/08
まさ
今年の締めの1冊になるかな。昨晩の宿直の間に読むことができました。最も吸収できたのは平田オリザさんの話。『わかりあえないことから』を読んでわかったような気になっていた冗長性を改めて理解した(ような気分)。ムダに思うかもしれないことも含めて「そんなもんだ」と接していけばよいのだろう。これは他のお3方や永田さんからも感じ取れる大らかさと共通だと思う。もっと話を聴きたいわ。
2019/12/31
てん
京都産業大学の「マイ・チャレンジ」の続編。4人の講演と、それぞれ永田和宏氏との対談。考えさせられたのは平田オリザ氏。これまでの仕事、来歴など何も知らなかったが、内容は現代の問題点を多角的に突いている。公共ホールの役割はそこで催されたものについて議論を喚起すること、という話には唸る。また演劇が専門の平田氏が阪大の医学部に招聘された理由も唸る。とても刺激的な本。老若男女問わず、前作も含め勧めたい。
2019/12/08
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