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教養脳 自分を鍛える最強の10冊 (文春新書 1315)

教養脳 自分を鍛える最強の10冊 (文春新書 1315)

教養脳 自分を鍛える最強の10冊 (文春新書 1315)

作家
福田和也
出版社
文藝春秋
発売日
2021-05-20
ISBN
9784166613151
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教養脳 自分を鍛える最強の10冊 (文春新書 1315) / 感想・レビュー

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KAZOO

福田さんの本はどちらかというと昭和天皇、松下幸之助などの評伝を読んできていますがこのような分野の本は久しぶりです。ご自分の本を書かれるときの文献をあたってのメモの取り方などについても読んだことがあるのですが、この本はそのやり方での分析方法でまとめたという気がしました。10冊の本のポイントを示してくれていて再度自分でも読みなおそうという気がしました。8冊は既読ですが他の2冊ともにじっくり読んでいく気にさせてくれました。

2021/06/03

まゆまゆ

人が年齢や国境などの様々な違いを乗り越えてつながるために必要となるのが、教養である。教養を身につけるために必読となる10冊の古典について、その内容や作品の時代背景、作者に関するコラム的な内容を紹介していく内容。やはりトピックだけでなく著書を実際に読まないと身に付かない(笑)

2021/08/24

ふみあき

著者の本を手に取るのは、かなり久しぶり(10年以上前に『乃木希典』を読んで以来か)。「最強の10冊」に『神曲』や『論語』に並んで、スタンダールの『赤と黒』が挙げられている。『赤と黒』も『パルムの僧院』も20代の頃に挑戦したけど、どちらも上巻の途中で挫折したっけ。スタンダールが生前は文壇、読者にほとんど無視されたこと、虚栄心が旺盛な俗物で、恩人の奥さんに手を出す好色漢だったこと(しかも『恋愛論』など物しているのに、さほどモテなかった)、軍人、官僚としては、それなりに有能な人だったことなどは初めて知った。

2021/05/26

amanon

概ね興味深く読めたが、今一つ食い足りないというのが正直なところ。タイトルがちょっと盛りすぎだし、本のチョイスもいささか首を傾げざるを得ない。そもそも知的教養に欠けたヒトラーの著作を教養書として推薦するのはいかがなものか?それだけでなく、今一つ一般向けでない書物の割合が多いのが気になる。気になるいえば、著者の文章に今ひとつキレがないというか、日本語の表現としてどうか?と思える記述が散見されるのは、何なのか…個人的には『移動祝祭日』と『本居宣長』が気になったか。後、ナポレオンの最初の奥さんの悪女ぶりに驚愕。

2022/02/04

かずりん

「自分を鍛える最強の10冊」との副題にもあるように本書は教養を強化してくれる。インターネットで瞬時に世界と繋がるようになり検索すれば内容はすぐわかる。しかしそれは瞬時というくらいだから瞬時に去っていきすぐ忘れ身に付かない。長い歴史の中、淘汰されず今日にあっても光り輝く名著、大著は、真理を突いており難しいがそれなりの価値がある。だからこそ想像力が養え現代の難問に立ち向かうだけの考える力をつけてくれる。筆者の解説を加え導いてくれるような本書は、まさになくてはならず、更にこのような書が出ることを希望する。

2021/06/02

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