こんどは俺の番だ (文春文庫 104-6)
こんどは俺の番だ (文春文庫 104-6) / 感想・レビュー
dzuka
井上靖先生の作品ということで、手にとったが、歴史小説で知っている作風とはまったく違うタッチで、本当に?と、おもわず作者欄を見返してしまった。 話は主人公の男性が、パトロンという肩書で、女優の卵にいれこんで、彼女に近づく男性をどうにかしようとするが、人が悪くないので、ついついいろいろ世話してしまうというコメディタッチでもあり、古き良き時代?の青春群像でもある。 昭和31年の作品ということで、その時代を感じられるところはよいが、今ならストーカー認定間違いなしの主人公に共感できず、少しがっかり。
2019/10/23
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