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この国のかたち 一 (文春文庫 し 1-60)

この国のかたち 一 (文春文庫 し 1-60)

この国のかたち 一 (文春文庫 し 1-60)

作家
司馬遼太郎
出版社
文藝春秋
発売日
1993-09-10
ISBN
9784167105600
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この国のかたち 一 (文春文庫 し 1-60) / 感想・レビュー

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むーちゃん

司馬遼太郎ファンなので気にはなりませんが、ちょっと偏った考えではあるかと。 戦争体験によって良くも悪くも人生翻弄されてる感も ただそれだからこそこれだけの作品ができたんだなと改めて思いました。

2018/12/29

Die-Go

再読。日本と言う国の「かたち」を、司馬遼太郎の筆によって読み解く。文化や宗教、はたまた統帥権というばけものにまで話は至る。読みやすく、分かりやすい。20代で初めて読み、30代で再び。そして40になってまた手にとってみているのもなかなか面白い。★★★★★

2016/03/10

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

「昭和の日」に読んだ一冊。タイトルの通りこの国を形作った歴史、文化などに対する司馬氏の想いをつづった一冊。昭和初期どこからともなく現れ、日本を愚かな戦争へと導いた「統帥権」という魔物。「あんな時代は日本ではない。と理不尽なことを灰皿でも叩きつけるようにして叫びたい衝動が私にはある」「ちゃちな”帝国主義”のために国家そのものが滅ぶことになる。一人のヒトラーも出ずに、大勢でこんなバカな四十年を持った国があるだろうか」司馬氏の意見は手厳しい。★★★★

2017/04/29

カピバラKS

●昭和61・62年の文藝春秋巻頭随筆。●著者は、織田信長等を例に独裁は日本人の気質に向かないとする。しかし、平成中頃の首相(小泉)と三大都市圏の首長(石原・橋下・河村)は皆、独裁的ながら大衆人気があった。日本人でも、閉塞期には独裁的リーダーを求めるのだ。●更に著者は、価値観の多様性が社会の活性を生むとし、価値観の単純化や国内文化の均一性による日本の衰亡を危惧する。しかし、欧米へのキャッチアップという国民統合的価値観を喪失した令和日本には衰亡の色が濃い。●文化論とは儚いものだ。

2024/08/28

takaichiro

司馬さん曰く、思想とは本来、血肉となり社会化されるべきもの。日本はそれを好まず、そのくせ思想書を読むのが大好きなのである。私は昔からスピノザがどうしただの、カントを気取りアウフヘーベンを語り、ひと段落してレヴィストロースの構造学を持ち出したりした。いろいろやったがオツムがついていかず、勉強した思い出しか残っていない^_^だけど毎年欠かさない年末の断捨離大作戦を経ても、ギリシャ神話からモダニズムをカバーする哲学入門を捨てられない^_^カッコつけなんだろうと薄々わかりつつ、血肉とする願望をいつか叶えたい^_^

2019/06/20

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