十万分の一の偶然 (文春文庫)
十万分の一の偶然 (文春文庫) / 感想・レビュー
カムイ
決定的な瞬間写真を撮る事はカメラマンでも愛好家でも嬉しいはずだが、そこに復讐があったりするとミステリーになるのである、清張さんのお得意のドロドロ劇ですが、この本はあっさりと読めました。
chiru
事故に”偶然”居合わせたアマチュアカメラマンが、その玉突き事故の写真で賞をとる。それを、事故を装った”必然”だと疑う人物が現れるストーリー。着想もいいし、追い詰められていく過程もよかった。登場人物は少し印象が弱い気がした。でも面白いです。★3
2017/10/24
☆エンジェルよじ☆
高速道路で起きた大事故は十万分の一の偶然だったのか。主人公が真相を突き止め山鹿を追い詰める過程は面白かった。できれば写真家の大家も同じように追い詰めて欲しかった。大麻って恐ろしい。
2017/09/15
いち
主人公が復讐を志した動機や手段ついつては疎漏な点が多々あったが、何としてでも執行しようとする執念は強かった。ラストの余韻は良い。
2020/01/15
Tsukasa
★4 結末が読めてしまい、最後にどんでん返しがあるかと期待していましたが、トリックも含めてあっさり終了。非常に読みやすく、昭和の香りがする辺りはさすが松本清張作品ですね。たた、常に悲しみがつきまとい、最後まで報われない感じがしてつらいです。
2016/06/02
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