新装版 球形の荒野 (上) (文春文庫)
新装版 球形の荒野 (上) (文春文庫) / 感想・レビュー
ハイク
「球形の荒野」とのタイトルに惹かれて読み始めた。古都奈良の薬師寺等を巡る詩情あるプロローグである。そこで特徴ある筆跡を芳名帳から発見してから物語が展開する。そして読み進めると突然画家が殺され、モデルとなっていた女性のデッサンが持ちさらわれていた。後半はどのような展開になるのであろうかと推理してみるがわからない。後半が楽しみだ。
2012/12/23
しんた
昔テレビで見た気がした。信州が舞台になることが多いような。
2012/05/19
BookaBoo
初のきちんと松本清張。ホテルで他人の宿泊情報教えちゃうとか、今の感覚だと、え?と思う部分は多々あるもののそういう時代の事件捜査の限界とかも手伝って成立することもあると思った。それぞれの人物が何を考えているのかどういう人生を送ってきたのかが細かく描かれているわけではないものの、読み終わって俯瞰したときにそれぞれの人生が戦争に巻き込まれたありかたにふと思いをはせる。
2021/10/17
nonchi
下巻に続く!
2018/03/20
稔田 虹
芳名帳の筆跡を元に、売国奴として国籍を捨てた男を探し、そこに複雑な歴史を絡めつつミステリーに仕立て上げた清張の傑作。
2012/10/04
感想・レビューをもっと見る