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新装版 日本の黒い霧 (上) (文春文庫) (文春文庫 ま 1-97)

新装版 日本の黒い霧 (上) (文春文庫) (文春文庫 ま 1-97)

新装版 日本の黒い霧 (上) (文春文庫) (文春文庫 ま 1-97)

作家
松本清張
出版社
文藝春秋
発売日
2004-12-07
ISBN
9784167106973
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新装版 日本の黒い霧 (上) (文春文庫) (文春文庫 ま 1-97) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

NHKスペシャル「未解決事件」に触発されて再読。改めて読むと 下山事件の背景となった 当時の情勢が蘇り、面白い。 本当に GHQの謀略があったのかは 今となっては知る由もないが、激しく揺れ動く時代の雰囲気を感じることはできる。

2024/04/07

kinupon

戦後日本の暗黒史が隠されています。丁寧な調査に裏付けされて書かれている所はさすがですね。

2017/01/21

33 kouch

小説にするとどうしても虚構も入り込む。資料を並べ自分の考えを述べたほうが直裁的に読者に訴えられる、というその執筆動機が素晴らしい。下山事件と白鳥事件以外はよく知らずWikiと並行して読んだ。GHQ、共産党等時代背景を知ると深みは違うが、知らなくてもそのジャーナリズム溢れた文章は読者を魅了する。社会の出来事ってスルーすればただの日常、だがひとたび味をつければ立派な小説。作家って格好いい!春画を処分していないから自殺でない、と主張する清張さんが少し可愛い。

2023/10/21

stobe1904

【昭和の怪事件を松本清張が推理】大戦後の闇のような未解決事件について、関連資料や状況証拠を松本清張ならではの視点で再構成する建て付け。圧巻は下山事件の解明で異論はないと思うが、小粒ながら他の事件の解明も興味深い。今の時代から見ると、事件の背後にある陰謀に違和感はあるが、それが時代性ゆえのことであろうか?著者の執念が迫ってくるような迫力と読み応えに感銘を受けた。それにしても闇が深い…★★★★☆

2022/07/31

KAZOO

昭和史発掘を読んだのでこの本に挑戦しています。この時期は日本がまだ秋戦後間もないころで、どのようなことがあってもそうなのだろうという気がします。若干松本清張は陰謀論的かな観点から書かれているのではないかと思います。そのようなことも考えられる余地があるということなのでしょう。昭和史発掘よりも興味をひく話題が多かったです。浦沢直樹さんの「ビリーバット」を思い出してしまいました。

2015/02/24

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