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新装版 青葉繁れる (文春文庫) (文春文庫 い 3-27)

新装版 青葉繁れる (文春文庫) (文春文庫 い 3-27)

新装版 青葉繁れる (文春文庫) (文春文庫 い 3-27)

作家
井上ひさし
出版社
文藝春秋
発売日
2008-01-10
ISBN
9784167111267
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新装版 青葉繁れる (文春文庫) (文春文庫 い 3-27) / 感想・レビュー

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五右衛門

読了。初めての作家さんでした。題名通り青葉(地元で有名な高校生)繁れる(色んな意味で活躍)でしたね。女性に対しても好奇心しかなかったです。物語終盤に校長先生が教育委員会に対して話した内容で教育者たるものこうでなくてはって深く頷きました。が余程の覚悟と生徒への信頼がなければ出来ないですよね。この時代はあったのでしょうね。楽しめました。

2018/06/15

ゆきちん

昔(戦後?)の男子高校生もアホやった…という青春モノ。英語で劇やったりとか何やかんやあるけども、ほぼ全て女子のため。女体に興味を持って医学書みたりとかも。周りの大人も寛容でいい時代だったんだなーって感じ。そのあたり、いい話。ユーモア溢れてますが、ほぼ女子がらみです。全然成功しないけども。

2017/01/17

ken_sakura

良かった。東大生になって女子高生を押し倒す、朝の未来妄想で始まる男子高校青春小説。舞台は仙台一高三年六組。主な登場人物は主人公の稔、デコ、ユッヘ、ジャナリに東京からの転校生俊介の五人。近所の女子高の女の子達とお友達(押し倒したい)になりたい日々♪( ´▽`)数十年を隔てて、笑っちゃうほど自分の頃と変わらない。1ミリも進歩なし( ´ ▽ ` )ノ大人は?今の自分を申し訳なく思った。ラストのひろ子にチョロ松は居なかった。大過なく生きるのは大変だ。熟慮断行、そう思う。おもしろ本棚の先生に薦めて頂いた本、感謝

2018/03/24

ふう

舞台は仙台。戦後間もない頃の男子高校生たちの、素朴でむちゃくちゃな青春を描いた小説です。登場する高校生たちは今でいう『落ちこぼれ』諸君。勉強には全く競争心がなく、関心はもっぱら女性のことばかり。妄想が強すぎてあきれてしまいますが、それも純情の裏返しなのでしょうか。あきれながらも、ユーモラスな表現と人間への愛情に、時代のおおらかな雰囲気が感じられました。青春のバカ騒ぎのあとのほろ苦さ…。彼らの起こした問題の責任をとって辞めた校長、まっすぐ向き合ってくれた担任が教えてくれたものは重く大きいなと思いました。

2013/02/23

ココ

声を出して笑ってしまうほど、楽しい読書の時間となった。名門男子校の五人組。何処までも続く妄想場面から、少しずつ成長していく彼ら。時代なのか、生徒達への信頼を前提とする先生方が、人間臭くていい。こんな大人達に見守られた青春は、何処に行ったのか。

2016/12/05

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