クロワッサン症候群 (文春文庫 ま 11-2)
クロワッサン症候群 (文春文庫 ま 11-2) / 感想・レビュー
cocoon
1977年に創刊された雑誌「クロワッサン」は、1970年後半~80年代前半にかけて女性誌によって叫ばれた独身賛歌の中核を担っていた。本書では、女性誌に影響を受けて30代後半になっても独身を続けている女性を、『クロワッサン症候群』と名づけ、分析とインタビューを試みている。単行本は1988年、文庫本は1991年に出版されている。
2010/05/29
south
考えさせられる本だった。女性にとって「結婚」ということがいかに重いことなのか。選択の余地はあるのかあったのか。クロワッサン誌が「それもあり」と背中を押してくれたものの、結局時間だけが進み、彼女たちは自分の居場所をつくれない。難しいものである。
2010/09/27
pantyclub
かなり古い感じですが時代を振り返ることができる。女性雑誌の影響力の強さを感じた。雑誌は娯楽だと思っていたが生き方にも影響していることに驚いた。新しい女の生き方は現在、普通になったかは不明。生き方のモデルが必要であり、それはインパクトがある。女性は感覚的な人間で、男性は論理的な人間と言われているがこれは知識レベルにやると思う。試しは女性雑誌を読みたくなった。
2023/03/27
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