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それゆけ狐狸庵 (文春文庫 120-1)

それゆけ狐狸庵 (文春文庫 120-1)

それゆけ狐狸庵 (文春文庫 120-1)

作家
遠藤周作
出版社
文藝春秋
発売日
1974-09-25
ISBN
9784167120016
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それゆけ狐狸庵 (文春文庫 120-1) / 感想・レビュー

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ミュポトワ@猫mode

確か図書館の廃棄本。いやぁ面白いわ。遠藤周作先生は小説も好きだが、エッセイはもっと好き。超絶に笑える。久しぶりだわ、本読んでこんなに笑ったの。やっぱり日本を代表する文士だね。こういう文章がスラスラと出てきて、笑わせてくれるのは天才なんだなって思う。1974年初版で俺が持っているのは1988年出版の本で、だいぶ古い本だから購入するということはできないと思うけど、もし図書館で見つけたら読んでみて欲しい。笑えますからw仲良しの北杜夫先生の解説も良いね。どっちも笑える本を出してくれているから仲良しなのかなw?

2022/06/21

ワッツ

好奇心旺盛な狐狸庵行状記。その溢れる好奇心とバイタリティーには驚かされる。狐狸庵も交通事故に遭ってムチウチになってたとは知らなんだ。ただのユーモア随筆ではなく、所々でそこはかとない侘しさを感じる。マンボウの長めの解説も楽しい。

2011/11/15

ウメ

思わず発刊年を確認。今から40年前の作品ですと?嘘だぁ!?ついぞ最近でも見られる風景のようなエッセイの数々(もちろん古いものもあるが)。狐狸庵先生の野次馬根性は一般市民の心をくすぐるものばかり。こら面白い。

2013/10/27

やすかりし

これを今現在発表してたら大炎上じゃすまない程のえげつない男尊女卑。これがこの当時のおじさん達の極めてフツーな感覚なわけで、その一回りくらい下の人間がお偉い政治家さんだったりなんだったりでまだ世の中を仕切っていらっしゃるわけだから、そりゃ輝けとか言っても口だけで何も進まないし、そういう人たちにしっぽを振って「生産性」とか言い出す質の低い人間を再生産してるのが悲しくも2018年現在の美しい国です。そういった意味でも重要な時代の証言となるエッセイですね。もちろん読み物としての面白さは第一級です。

2018/08/04

ユコリロ

イタズラ好きで、好奇心旺盛な人柄、そして軽妙な文体なのに、そっと落ち着くような着地感。私は、「禿げてカツラの緒をしめよ」「ボクもやられたムチウチ症」「とんだ一一〇番」が好みでした。既婚男性や、とくに「今どきの若いもんは・・・」と言い始めるようになった男性には、共感できる部分が多いのではないでしょうか。

2013/05/05

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