心の夜想曲 (文春文庫 え 1-6)
心の夜想曲 (文春文庫 え 1-6) / 感想・レビュー
優希
様々な事柄が心に突き刺さります。周作先生の想いには、こう考えればいいのかと教えられるようでした。
2021/05/10
hyena_no_papa
立て続けに学者の書いた古代日中関係史の本を3冊読んだせいか、脳が慈雨を求めているような気がして、そういう時にはこの人!と書棚の中からこれを選択。読みやすい中にもキリスト教徒である著者の精神と作家としての深い洞察力が滲み出ていて、読み進んで安らぎとともに深い教えも得られたような気がする。エリアーデについては恐らくこの本で知ったのだろう、『永遠回帰の神話』を読んだ。日本古代史に関心を持つものとして大いなる示唆を得た。ところどころに顔を出す自らを卑下するような筆致は狐狸庵先生のいつものパターンで微笑ましい。
2023/09/25
すみ子
わたしにとって『心の夜想曲』は思春期に出会って以来、人生が行き詰まったタイミングで読み返し気づきを得ている本だけど、今回は全体的にあまり響かなかったな〜。自分の感受性が摩耗したのではなく、学生時代に己を研鑽した結果だと思いたいが。ユングの心理学については遠藤周作経由でずっと興味があるので近いうちに読む機会を作っても良いかもしれない。
2021/03/31
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