いま、そこにある危機 上 (文春文庫 ク 2-9)
いま、そこにある危機 上 (文春文庫 ク 2-9) / 感想・レビュー
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
ジャック・ライアンシリーズ。米国と麻薬シンジケートとの戦い。「大国がその気になったら何ができるか、やつらに思い知らせてやるべきです」トムクランシーの作品の中に流れてのは「大国アメリカ」「強いアメリカ」で、この後のシリーズでジャックライアンの出世とともに、だんだんそれが鼻についてくるのだけれども。こういう悪に対する「強いアメリカ」は悪くない。シリーズの中でも上位の面白さ。★★★★
bookkeeper
★★★★★ 再読。ヨットでの殺人事件を発見した沿岸警備隊。新たな恋を見出したFBI長官秘書。コロンビアに潜入する作戦部隊…それぞれの舞台で進行するエピソードは麻薬カルテルと米国の直接対決へと向かっていく。攻守が目まぐるしく入れ替わり、決着はまだ見えないが、下巻の盛り上がりが今から約束されている感じ。いいよ、いいよー!長いけど最高。ライアンは敬愛する上司が病に倒れ、引き継ぐ責任の余りの重さに悩んでいる状態で、まだストーリーに絡んでいない。最初から仕事に見合う人なんていないとの慰めが、今の自分にも沁みる…。
2024/03/15
ヤーマ
クラーク、シャベスと凄腕のCIA現場要員がコロンビア麻薬カルテルに対峙する。複雑に絡み合う組織と正義が彼らの運命を翻弄する大作上巻。いつも後半に出番が来るライアンはまだ活躍しない。
2020/12/04
ハッチ
★★★★☆トム・クランシーと言えば本作か『レッドオクトーバーを追え』が有名なので読んでみた。麻薬カルテルと全面戦争に突入するアメリカを描いている。
2019/01/03
コージ
再読。コロンビアの麻薬カルテルを潰す極秘作戦がCIA、軍を中心に秘密裏に進められる。陸軍から選ばれた精鋭としてドミンゴ・シャベス初登場。極秘作戦のため大統領他一部のCIA、FBI、軍の人間しか知らない。ジャック・ライアンは癌に侵され入院中の上司、グリーア情報担当副長官の代行という立場にあるが蚊帳の外、今回の作戦を知らされていない。上巻はゆっくりと物語が進むが下巻は麻薬カルテルとの全面戦争となるはず。下巻へと進む。
2019/08/21
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