青い壺 (文春文庫)
青い壺 (文春文庫) / 感想・レビュー
tama-nyan
こちらも谷津矢車さんがXにポストしてたので読んでみた。昔の本だからどうなんだろうと思ったけどすらすらと読める文章でした。無名の陶芸家が作ったたまたま良く出来た壺が行く先々の色んな階級の色んな年代の人の世界を覗き見させてくれて面白かった。最後に作った人に姿だけを見せるあたりがこの壺タダモノではないと思った。戦前の上流社会の人達にとって戦後は貧しかったんだ。新鮮な視点に気づきました。
2024/05/04
マクド青年@三浦派
恐ろしいくらい人間の嫌な部分を描くのに長けてる。
2011/07/30
renren
「悪女」と同形式。個人的にはこっちのほうがすき。「悪女」ほどの意外さというか,舌を巻くようなヤラレタ感や緻密な印象がない代わり,何ともいえないやさしさとペーソスに満ちている。同じ家にいても同じ景色が見えているわけではない,とか。いいなぁ。
2009/07/13
感想・レビューをもっと見る