大きなお世話 (文春文庫 138-3)
大きなお世話 (文春文庫 138-3) / 感想・レビュー
KAZOO
1970年前後に、「アサヒグラフ」に連載されていたものをまとめたものです。当時は團伊久麿さんの「パイプのけむり」も連載されていたはずです。丸谷さんのはけっこうぴりりとしていて、読んでいて気持ちがすっきりする感じがします。今はこのような文章を書く人があまりいなくなりました。もう少し長生きをしてほしかったと感じています。最近丸谷さんのエッセイをまとめて読み直そうと思っています。
2014/06/02
となりびと
雑誌掲載のエッセイ集。3ページ程度で纏められていて読みやすい…流れがよすぎて字を追っているだけになってしまっていたことも。 内容は政治に日常に教育にと様々でどれもウィットに富んでいて面白く、また、文章を興された年代の雰囲気もよく伝わる。 ファッションの移り変わりを皮肉っていたり、タクシーサービスにダメ出ししていたり、そんな時代だったんだなあ、と。 また、旧仮名遣いでの創作に繋がるような文章もあって、小説への拘りとの繋がりもみてとれる。
2018/03/12
天来
ぶちお
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