好きな背広 (文春文庫 138-6)
好きな背広 (文春文庫 138-6) / 感想・レビュー
KAZOO
丸谷さんの得意分野のような感じがします。私の大好きなエッセイで読んでいて本当に飽きがこないというか、さらにこの中に出てくる本などを読みたくなります。解説が向井敏さんなのがさらに興味をそそります。
2014/06/11
hirayama46
1983年刊行のエッセイ集。2000年代のエッセイにも通ずる筆致はこのころから発揮されていました。東西南北の雑学が詰まっていて、品が悪くならない下ネタのさじ加減もクールですね。
2024/03/06
お気楽になりたいお気楽さん
(外出先で少しずつ読む)昭和57~8年に「オール讀物」に連載されたエッセイをまとめたもの。昔よく見聞きした人名、事柄なども出て来て懐かしく楽しく読めた。「われわれの文化においては、名前をつけることは重大問題であつて、たとへば『赤ちやん名つけ辞典』なんて本さへ刊行されているのに、『愛犬名つけ辞典』は誰も作ろうとしない」☆☆☆☆
2024/08/18
パチーノ
「オール読物」1982年4月号から1983年6月号に連載されたエッセイ46篇を収録。装幀・イラストレーションは例に漏れず和田誠が担当している。ハードカバーにて読了。最初の3篇『毛ぎらひ』『どちらの…?』『大根おろしについての一考察』は前書きにもある通りニヤリとさせられた。あとは『商標語源辞典』が良かった。
2015/11/30
ゴリゾウ
背広を何十着も持っていても、よく着る服は限られている。話題もそうではないだろうか。エッセイの名手がとっておき四十六編を披露。粋でおしゃれで、ガクもある男と女たちへ。『文庫解説目録』 #1023
1984/06/01
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