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月とメロン (文春文庫 ま 2-24)

月とメロン (文春文庫 ま 2-24)

月とメロン (文春文庫 ま 2-24)

作家
丸谷才一
出版社
文藝春秋
発売日
2011-08-04
ISBN
9784167138240
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月とメロン (文春文庫 ま 2-24) / 感想・レビュー

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優希

面白かったです。愉快な雑談のようでためになる中身が詰まっていました。著者の紹介する書籍や論文に興味がわきます。文語的仮名遣いが気になりましたが、それもまた味なのかと。

2021/02/01

yokmin

文中の「えーと、何の話をしてゐたのかしら」が気に入った。彼が紹介している、「モンタイユー」ル・ロワ・ラデュリ、「ニッポン日記」マーク・ゲイン、『「陰謀」大全』(宝島社文庫 が読みたくなった。

2016/11/05

ヨーイチ

久しぶりに丸谷才一の新作、と言っても文庫だが。出版社の話とか社史の話は文壇の長老のような丸谷さんなればこその内容。出版社の社史には面子がかかっているのだろう、と納得。いわば業界の話なのだ。最後の解説もお得。語り口のテクニックを教えてくれる。

2011/08/17

hirayama46

久しぶりに丸谷才一を読みましたが、面白いですね……。以前読んだときにはもっと引っかかりを感じたのですが、ただ単に文体の特徴である歴史的仮名遣いが気になっただけなのかも。そういう表面的なところばかり気にしてはいかんですね。虚心坦懐に読むと、その思考・語り口のバランスの良さや味わいがわかります。解説の奥本大三郎も書いておりますが、一見なんとなくとぼけているように見える書き方の巧みさも目を瞠るものがありますね。

2019/08/04

Sato1219

この作家のエッセイを読み、80歳代になってもなおの、その瑞々しさに触れるたび、氏の持論「やつぱり肉を食はなくちや」を思い出す。ここでも、ビフテキ2枚を食べた話が出ている。出色だったのは、「陰謀理論のこと」というエッセイで、松本清張的陰謀論の他に娯楽的な性格の高い陰謀論に居住権を与えることが日本人の精神衛生に必要、というくだり。丸谷才一がまさに実践されていることでもある。

2011/08/25

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