うまい話あり (文春文庫 し 2-27)
うまい話あり (文春文庫 し 2-27) / 感想・レビュー
まつうら
サラリーマンはひたすら耐えるもの。手足をもがれてだるまのように転がるのが人生だ。。。そんなサラリーマン人生を見限って、ガソリンスタンドのフランチャイズオーナーになって奮闘する津秋。現在ならばコンビニというところだが、フランチャイズオーナーは自由に見えて大変だ。頑張れと励ます友達や、無理難題に立ち向かうオーナー仲間たちの間で、津秋は等身大に悩む。でもそういう秋津を、ちゃんと見てくれている人たちがいるのだ。人生は転がるだるまじゃない。転がったら何度でも起き上がるのが人生だ。爽やかな読後感に勇気づけられる一冊。
2022/06/03
はる
面白かった〜 主人公は上手い話に乗せられてはこけ、問題に直面しながらガソリンスタンドのオーナーになりその先の家族や従業員とのストーリー。 最後の決断で、彼らしい正義にいきたところはとてもよかった。
2019/11/25
ロヒキア
難しいかなーと思ったけど、とても軽やかに読みやすかった。転職を考えてる今、大切なのは気持ちの持ちようなんだかと。一怒一老、一笑一若。
2021/04/29
みやこ
いらっとするわほんと…!実際こんな感じなんだろうな!時代とちょっと合ってないから(超売り手市場であるところとかとにかく景気がいい時代の話なので…)今の時代の話も見たいなー。やっぱり題材はコンビニになるのかしら
2015/09/18
スケイダ
この小説の校了が1977年頃、今ならコンビニが舞台か?途中サスペンス的になり物語が急進。2020年に読んでも十分共感。著者は今では文豪の一人であり、とっつきにくい印象もあるかもしれないが、入りやすい内容なので是非若い世代に読んで欲しい!
2020/08/11
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