ダンスと空想 (文春文庫 た 3-46)
ダンスと空想 (文春文庫 た 3-46) / 感想・レビュー
優希
面白かったです。女性が一番輝くのは30代、40代であるように思えました。ハイミスたちが自由奔放に花盛りの日々を謳歌している様子が魅力的です。男性たちを振り回しながら仕事に女子会に忙しい日々。それがとても爽快で、人生賛歌を高らかに歌い上げているように見えました。軽快で爽やかでありながら、時折ズシンと来るものがある。それは日々を一生懸命生きている証なのかもしれません。日々を堪能する生き方をしてみたいと思いました。
2018/01/22
Book・CaFe
田辺聖子さんの小説は何年ぶりだろうか?ポートピア開催前の神戸が舞台。オートクチュールのアトリエを経営している40歳前の独身女子カオル。人生は楽しむべきをモットーにした生き方はとても共感できた。昭和の古き良き時代を彷彿とさせる小説。神戸ってそれほどに楽しい町なのだろうか?
2012/12/05
かすみ
とても元気が出る本です!昭和50年代の独身女性の物語で、仕事も遊びも楽しく前向きにしてる様子が素敵です。ページ数は多いですが、コミカルな文章なのであっという間に読めます。作中の「自分の身体は神様が貸し出している」という言葉が気に入りました。
2020/05/14
バーベナ
80年代の『コーベ』が舞台。パーティーに女子会。自分の稼いだお金で軽やかに遊ぶしっかり者の女性たち。そんな彼女たちに太刀打ちできる男性は何処。いつも一緒にいるようで、べたべたしない関係を築いているのは天晴。
2016/05/17
Re*
ちょっと長い。つらつらしすぎな気もする。「神サンはなぁ---『これ、あずけとくよって大事に使いや』いうて貸してくれたはんねん。健康も金も仕事もそや」、「神サンから借りてる」はカオルと同様、本当なんじゃないかとしみじみ。ベル・フィーユって、元祖女子会なんじゃないかな。田辺さんの描く女性はみんな強い。
2012/01/31
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