古典教養そこつ講座 (文春文庫 な 33-1)
古典教養そこつ講座 (文春文庫 な 33-1) / 感想・レビュー
野の花
そこつと書いてあるのでそこつなのですが、古典の中にもこんなに種類があるんですね。知らないものもありました。導入部分をちょっとだけ教えてもらいました。ちょこちょこと入ってるイラストも楽しいです。
2017/04/15
ちょび
おしゃべりな文体と愉快なマンガの合わせ技で描く「古典」体験。個人的にはあーそうなのと初めて知ることより、歌舞伎や落語、美術館巡りなど自分が体験したことのあることに「うんうん」と共感しながら読むのが面白かった。歌舞伎より派手らしい京劇を見てみたい。「漢字の持つ法則を学んで正しく書けるかが問題・・・漢字をないがしろにした当用漢字など文化ではありません」と言う書の先生すごい。古典とはいにしえの規範としての普遍性をもつものを指すようだ。
2017/01/15
カムラ
軽妙な語り口で、古今東西あらゆる「芸」を紹介する本。ものすごい素直かつ大胆に感想を書いてあるので、そのいさぎよさにふとニヤッと笑ってしまったり、共感したり、言われてみたらそうだなあと感心したり、「まあまあ落ち着いてよ筆者さん 」と苦笑したり、内心のリアクションが忙しかった。終始筆者を身近に感じられるとっつきやすい本だなと思う。自分自身が文楽大好きなので、文楽の紹介ページを特に興味深く読んだ。挿絵が可愛い。
2024/05/25
まふ
大変に面白かった。夏目漱石の孫のことだけはある。文章が生きている。絵も面白かった。センスがいい。
2002/04/12
13km
くだけた解説でとても楽しめた。文化と文明を本格コーヒーとインスタントコーヒーの違いがわかるか否かで例えたのもおもしろい。文明は誰でも容易にインスタントコーヒーが飲めるようにすること。古典芸能が知識だけじゃなく、その土地の生活、風習なんかが大きいといった発言もなるほどと思った。確かに身体で覚えてこそその本質がわかると思う。
2011/11/21
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