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雨やどり (文春文庫 163-6)

雨やどり (文春文庫 163-6)

雨やどり (文春文庫 163-6)

作家
半村良
出版社
文藝春秋
発売日
1979-04-01
ISBN
9784167163068
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雨やどり (文春文庫 163-6) / 感想・レビュー

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文庫フリーク@灯れ松明の火

『産霊山秘録』GaGaさん・『石の血脈』財布にジャックさん感想に触発されて再読。バーテンダー・クラブ支配人・広告業界などあまたの職業を遍歴した半村氏ならではの作品。主人公・仙田の『やり損なったな。また続けなきゃならねえぜ』(自殺に失敗したホステスの病室ベットの傍にて)人が生きている以上避けられない『馬鹿』に対する愛情に満ちている。解説の『これは人間通の小説』・桂文楽・古今亭志ん生の大名人落語家を例に引き『名人噺家の人情話』に深くうなずいてしまう。→コメントへ

2010/08/15

鮎川まどか@AnxAn

お気に入りは「昔ごっこ」「雨やどり」「新宿の名人」。 優しくもどこか寂しい、在りし日の新宿を舞台にした連作短編。 立ち止まらない街は、悲しいかな今も変化し続けている。

2011/05/19

Stair512754

20年以上前続編の『たそがれ酒場』を読んだのは自分がバーテンダーになった頃だったのか?半村良はSF系の人だと思っていたので意外だった 『たそがれ酒場』での主人公の仙田はベテランバーテンダーで、潰れかけのホテルを再建する話だったような気がするが、今回は自分の店を持つ前後の新宿でのお話 仙田さんが絶対的な主人公という訳ではない 狂言回し的な役割で、新宿の夜の世界を描いている どの短編も面白かったが、最初の「おさせ伝説」の落ちには驚いた、ホンマ 個人的には「愚者の街」「新宿の男」「昔ごっこ」が気に入った

2021/10/11

てら

非SF作品。数十に及ぶ職業を経験したという作者ならではの、現代の街の底辺にいる人々を描いた「優しい」短編集。直木賞受賞。

ステビア

あ〜良いねェ。こういうのが一番好きだよ。

2012/12/15

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