なぜ (文春文庫 171-1)
なぜ (文春文庫 171-1) / 感想・レビュー
ishicoro
戦後30年の頃に書かれた本だが、戦前から経営者として自社、日本社会、そして世界を見てきた松下さんの言葉には重みがありますね。江戸時代に吉原に遊郭を作って治安を保った徳川家康の話、日本社会の生産性の低さへの警鐘、教育への課題意識などが印象に残りました。日本の生産性の悪さをこの頃から客観的に見れていた松下さんの視野の広さはさすが。
2018/07/16
Tasuku Etsumori
戦後20年から戦後30年、今から約50年から約40年前の話が書いてあります。父から薦められました。ドイツ連邦、ソビエト時代でバブルがはじける前の話ですが松下幸之助はバブルなるものが来てはじけてしまうと予期しています。それほど日本の経済、教育、政治に対して憂いていました。松下幸之助が体験したエピソードや自伝もあり、また例え話を用いて物事を説明していますがとても分かりやすい内容だと思います。経済学、経営学の知識が有る人が読めばもっと面白い本だと感じられると思います。
2012/01/19
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