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ブルータワー (文春文庫 い 47-16)

ブルータワー (文春文庫 い 47-16)

ブルータワー (文春文庫 い 47-16)

作家
石田衣良
出版社
文藝春秋
発売日
2011-06-10
ISBN
9784167174194
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ブルータワー (文春文庫 い 47-16) / 感想・レビュー

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りゅう☆

脳腫瘍で余命数ヶ月の周司は、突然200年後にタイムスリップした。そこでは黄魔という死亡率の高いウィルスが猛威を振るい、人々は階級社会で塔の中で暮らしていた。高さから自由であるべきか、第一層だけが住空間を占領するのか。ウィルス、テロリスト。危険に晒されるも、こちらの世界で自分には何かの役割がある。限られた時間と条件で周司ができることとは?中国発祥、世界を一変させたパンデミック。まさに今のコロナと被る。9.11の衝撃から生まれたこのSF小説。10年後にこんな世の中になってるなんて思いもよらなかったでしょうね。

2021/08/13

優希

SFを読み慣れていないせいか、ストーリーや設定に正直あまり馴染めない感はありました。悪性の脳腫瘍を患ったことで200年後にタイムスリップする周司。黄魔という高死亡率のウィルスが蔓延しているために「塔」の中で階級を作り生活する人々。絶望の社会に希望を与える為に戦う周司は誰よりも命を重く思っていたのかもしれません。現実と現実を超えたところで物語は展開していきますが、9.11という意味を含んでいたのですね。今まで読んできた世界とはまた違った世界でした。

2016/03/22

ぶんこ

著者初のSF作品で、9.11に影響されて書かれたそうです。余命僅かの脳腫瘍患者の周司が、激しい頭痛に襲われ200年後に精神のみがタイムスリップ。 悪性インフルエンザ「黄魔」によって人類滅亡の危機を、救うために立ち向かう周司。 「全力で誰かのために働くことが、実は自分自身を救うことなんだ」と気付いた時、周司の脳腫瘍は小さくなっていました。 余命僅かと言われていたからこそ闘えたのか。 生きるということを考えさせられました。

2016/02/10

ちばと~る

石田衣良先生の長編SF。脳腫瘍で余命幾許も無い周司は激しい頭痛で意識を失う。が、目覚めた先は23世紀。致死率9割の殺人ウイルス『黄魔』の蔓延る世界。一部の特権階級だけが住むブルータワーの最上階の住人シュウの身体に乗り移った周司の意識。地の民の伝説 嘘つき王子の正体とは~オシャレな現代恋愛モノと思わせといてなかなかハードなSFで読み応えあり!!未来の世界にわ日本人しかいないのか~?宇宙戦艦ヤマトみたいだw利奈ちゃんのステキな暗記法。コレならオレも東大合格できたかも~

2012/05/21

S.F.River

もっと違う方法で情報を未来に運ぶのだと思っていたが記憶頼りというのが想像を超えていた。 命が非常に軽い荒廃した未来、もし、あの新型コロナが致命的に毒性が強いものだったらどうなっていたんだろうなと想像してしまった。 3.0

2023/12/10

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