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ドラゴン・ティアーズ――龍涙 池袋ウエストゲートパークIX (文春文庫 い 47-17)

ドラゴン・ティアーズ――龍涙 池袋ウエストゲートパークIX (文春文庫 い 47-17)

ドラゴン・ティアーズ――龍涙 池袋ウエストゲートパークIX (文春文庫 い 47-17)

作家
石田衣良
出版社
文藝春秋
発売日
2011-09-02
ISBN
9784167174200
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ドラゴン・ティアーズ――龍涙 池袋ウエストゲートパークIX (文春文庫 い 47-17) / 感想・レビュー

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starbro

2月の第一作は、本書です。石田 衣良は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。IWGPシリーズ完読プロジェクト,今回は第Ⅸ巻。 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11337296?sort=book_count&order=desc オススメは、表題作の「ドラゴン・ティアーズ」です。続いて第Ⅹ巻へ。本編はラスト1作です。

2019/02/01

KAZOO

この本にも4つの短編が収められています。問題解決をいつも持ち込まれるものの、自分一人では解決できなく、周りの助けを得て(いつも水戸黄門を思い出しますが)、弱者を助けます。最近このシリーズを読んでいて読み続けたいと思う魅力は池波さんの小説に近いところもあるのではないかと感じました。この表題作では主人公に戸籍上の妹が母親の決断でできるということで驚きました。

2019/05/03

れみ

IWGPシリーズ9作目。表題作は、ある工場から脱走した中国人少女を捜す青年とともに奔走するマコト。八方塞がりな少女の状況に差し伸べられた手…ちょっと泣けてしまう。「キャッチャー・オン・ザ・目白通り」で描かれたキャッチセールスも「家なき者のパレード」で描かれた公園には住めなくなったホームレスたちと失業保険詐欺も「出会い系サンタクロース」で描かれた借金や出会い部屋もどれもすごく弱い立場の人がますます苦境に陥らされるところがやるせない。だからこそマコトやマコトのお母さんみたいな人の存在に読む側も救われる。

2017/12/11

mura_ユル活動

シリーズ9作目。4篇の連作短編、格差社会がテーマ。「キャッチー・オン・ザ・目白通り」は池袋にほど近い目白のハイソマダムへの美容詐欺。表題作は中国の日本への研修制度、時給300円で働く、1人でもいなくなると全員が強制送還される。しかし郭(クー)はある理由から脱走・探し出す。タカシからマコトへ仕事を振られることが多くなってきた。マコトは対立している両者へ和解を促す能力が長けていると。表題作で終盤マコトの母親が出した提案に涙。目白は千登世橋・学習院大学周辺は個人的によく知っているところ。

2019/01/13

はにこ

悪徳エステの被害者、暴力をふるわれている浮浪者、母親の借金返済の為に働かされる女性、中国から来た技能実習生を救うのが今回のミッション。ホームレスのガンさんの魂の叫びは格好良かったなぁ。胸アツだった。技能実習生は生活していくのも困難だろうな。最近ニュースにもなっているからとても気になった。マコトの母、Gボーイズにファンが居るのも納得!格好良すぎ!

2020/11/08

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