どら焼きの丸かじり (文春文庫 し 6-79)
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どら焼きの丸かじり (文春文庫 し 6-79) / 感想・レビュー
kinkin
面白さは毎度おなじみ。もうどの話がいいとか面白いというよりもよくも毎回食べネタが尽きないものだと思う。シラタキやカマスの開きで一話が出来るなんてやっぱりすごいなー。解説は佐藤和歌子さん。「解説の解説」ということで今まで文庫化されたシリーズ解説者の東海林さんへの賛美をまとめてあってこれまた面白い。「海外で暮らす身にとってこれほど酷なものはない」雨宮塔子etc。そしていまさらながら表紙の絵はどれも東海林さんではなく和田誠さんが東海林さん風に描いているということだ。文庫版を持っている人は見てね^^
2017/01/19
ユメ
やっぱり丸かじりシリーズは抜群に面白く、何冊読んでもちっとも飽きが来ない。毎度毎度、東海林さんのユニークな視点に驚かされてばかりだ。ひじきの煮物が地味な具材ばかりなのはイケメンを排除しようとする合コンの図だと言われて笑い転げ、中華料理には普通メインタイトルとサブタイトルがあるのに(例えば「乾焼蝦仁」がメインタイトルで「エビのチリソース炒め」がサブタイトル)八宝菜はサブタイトルを名乗らないという説に納得。そして、東海林さんが考えた八宝菜のサスペンス劇場風サブタイトルがまた傑作なのだ。
2018/05/17
s-kozy
欠かさず読んでいる東海林さんの食べ物エッセイ。シリーズ30作目となるそう。ししゃもやラー油についての考察に賛同できなかったこともあり、一頃のブッチギリの面白さが感じられなかったのは残念。しかし、そこは天才東海林さだお、一定のクオリティは保たれている。筋子のセールストークをあの人にやらせるとは、笑った。解説も秀逸、シリーズが長く続いているからこそですね。表紙にそんな遊びがあったなんて、全巻読んでいるのに迂闊にも気がつかなかった(笑)。
2013/09/06
KAZOO
いつもながらの東海林節が楽しくてあっという間に読んでしまいます。よくまあこれだけのネタを探して、文章と絵にしてくれるのだと感心しています。読んでいて本当に食べたくなってしまいます。
2013/11/06
tu-bo@散歩カメラ修行中
このしりーずは、感想を必要としないのでは、ないか。東海林さだおさんの食べ物に対する愛着、執着、絶えない好奇心、すぐ試す行動力、こんなものがまぜこぜになって外れのないシリーズになっています。勿論今回のシリーズも面白かった。解説もよかった。このシリーズは、解説に丸かじりシリーズの愛読者を起用していて、本文同様とても味わいがある。 はずれ無し 丸かじりシリーズ。
2013/10/27
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